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長湯温泉には御前湯をはじめ共同浴場の長生湯、しず香温泉、建築家の
藤森照信氏が設計した独特な外観を持つラムネ温泉館、プールもあるクア
パーク長湯など大小15ほどの温泉がある。
湯の特徴は緑掛った黄土色の濁り湯と炭酸ガスの含有量が日本一と言わ
れる炭酸泉だ。
道の駅長湯温泉で目を覚ましたオレ達は30号線を久住方面に5分ほど
走った万象の湯さんに朝風呂を貰いにやって来た。
こちらは宿泊も出来るが、貸し切りの家族風呂が3部屋あり50分2200円で
利用出来る。
貸し切り風呂は中々の人気で順番待ちをする事もあるが、この日は運よく
待たずに入れた。フロントで受付を済ませ、使用中の木札を貰う。指定され
たのは一番奥の作の湯だ。入浴中はこの札を掛けておく、もちろん内側に鍵
もある。
エアコンの付いた脱衣所には洗面台があり、ドライヤーも備えられている。
内風呂の大きな窓には目隠しのよしずが掛かり、湯舟は右側が炭酸泉の
水風呂で左の濁り湯が40℃ほどの高濃度炭酸系温泉だ。
そしてドアの外は高濃度炭酸系温泉から棚湯式に湯が注がれる半露天の
温湯になっている。壁に掲げられた入浴方法では、まず内湯に浸かり、
次に半露天のぬる湯、最後に水風呂に入ると、血行が結構良くなり
※ここ笑うところね。リラックス効果も得られるそうだ。
いい具合の温湯に浸かり、眼下で水面をキラキラと輝かせて流れる芹川のせせらぎ
を聴いてると、深酒と熟女キャバクラで疲れた心と性欲とは裏腹に年々減退する
勃起力に対する不安も癒されて行く。
増毛して若さを取り戻そうかな....
それにしてもこの炭酸の量はどうだ。カメラを入れると湯の中はまるでサイダー
の様に細かい気泡が溢れている！
最高だぞ長湯温泉！引退したら引っ越して来たいくらいだ。
風呂から上がり併設されたレストランで朝昼兼用の食事を済ませる事にした。
オレは大分名物のとり天定食900円也
セツ子はこれまたご当地では外せないだご汁900円也だ。
だご汁は具沢山の味噌汁にほうとうの様な太い平打ち麺が入った物で、熱々の
汁はショウガが効いていて身体が温まる。とり天も柔らかく、ボリュームも
たっぷりだった。
腹もくちた所でジルを走らせる。一応1月6日くらいまでこちらに居る積り
だが、特にどこに行こうとか予定は立てていない。通りすがりのAコープで
夜食べる豊後牛を仕入れ熊本方面に向かう。
ぐるっとくじゅう周遊道路から、ライダーで賑わう瀬の本レストハウスに
抜けソフトクリームを食って、やまなみハイウェイを通り九州縦貫自動車
道の熊本インターにやって来た。
まぁ、せっかく九州に来たのだし時間もあるので、鹿児島の方まで行って
みるか、景色の良い島原半島を走り、先端の牛深港から鹿児島側の長島に
ある藏之元港に渡るにはフェリーに乗れば30分ほどだ。
天草に入る頃にはすっかり日が暮れていいた。今夜は道の駅有明リップル
ランドで休ませて貰う事にする。営業時間は既に過ぎているが、併設された
温泉施設はまだやっているみたいだ。
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