きょうから始まったNHK大河ドラマ「八重の桜」
今年はどんなドラマになるのでしょうか、楽しみです。
八重の出身は会津藩(いまの福島県)。
同じ町に住む六歳から九歳までの藩士の子供たちは、十人前後で集まりをつくっていました。
この集まりのことを会津藩では「什(じゅう)」と呼び、そのうちの年長者が一人什長(座長)となりました。
毎日順番に、什の仲間のいずれかの家に集まり、什長が次のような「お話」を一つひとつみんなに
申し聞かせ、すべてのお話が終わると、昨日から今日にかけて「お話」に背いた者がいなかったか
どうかの反省会を行いました。
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
これは「什の掟」と呼ばれました。
また、日新館童子訓というものがありました。
会津藩は江戸幕府2代将軍 徳川秀忠の子の保科正之以来、親藩の松平家が藩主として
明治維新まで治めました。
会津藩はとても教育熱心な藩で、日新館という藩校を建てて青少年の
育成に力を入れました。
幕末の飯盛山の悲劇で知られる白虎隊の隊士たちもここで学びました。
日新館童子訓は5代藩主 松平容頌が武士の子はいかにあるべきかを
説いたいわば道徳書です。
詳しくはこちらを読んでいただきたきたいのですが
http://homepage3.nifty.com/naitouhougyoku/sub5doujikun.htm
骨子となる教えは、両親、祖父母、教師、目上の人を敬いなさい
ということです。
こちらから抜粋して少しだけご紹介すると、
父母の恩は天地にも等しく、父母がいなければ今の我が身はない。
その恩に報いるよう、人の行うべき正しい道を知らなければ、
人の顔を持っていても心は禽獣である。
毎朝両親が目を覚ます前に早起きし---
何事にも両親より先に食事を始めたり、早く食べ終えてはいけない。
両親の前でシャックリをしたり、クシャミ、欠伸、背伸び、涎や鼻を垂らしたり、
又は横目でじっと見たり、物に寄り掛かったりする事は全て甚だ失礼な事なので決してしない。
両親が年を取り、涎や鼻を垂らす様になったとしても、人が気付かぬ様にそれを拭う事。
また、何かこぼした時にも素早く拭い、両親に気遣いさせない様にする事。
天地大自然は陰陽五行の徳を以て万物を生み養うが、人間ほど尊いものは無い。
そして、両親は五体満足で四徳(仁・義・礼・智)のある人間として自分を生んでくださった。
その恩を忘れず、子は両親から頂いた大切な身体を傷付けたり、損なったりする事無く、
身を立て道を行い、また、辱める事無く、親の名を傷付ける様な事はせずに
無事生涯を終える事が本当の孝である。
などなど。
また嫁の心得も説きます。
嫁が舅や姑に仕える時も、同じである。嫁は自分の実家に嫁ぎ先の事をあからさまにする様な事はせず、夫に対して貞順を心掛け、夫の家を我が家と思い、実家の両親よりも夫の両親に仕え、夫の両親を実の両親とも思って大切にする事。
旦那の心得も説きます。
孝養は妻子を持つと衰えるという。幼い時には両親を慕うが、妻を娶り歳月を重ねるに従い
妻子ばかりを思う様になり、両親を思う気持ちが薄れる。これは、諫めるべき事である。
子たる者、いくらその妻との間が大層仲が良くとも、両親が妻のする事を悦ばれ無い様であったら里に帰す様にすべきである。自分自身は妻との仲が良くなくても、両親が「うちの嫁は良く仕えて、孝養を尽くしてくれる」と誉める様であったならば、子は離縁したいなどとは考えずに生涯夫婦としての道を行い、少しも衰えない様に心掛けなければいけない。
いかがでしょうか。。