映画史上最も後味の悪いラスト!「ミスト」 | 日刊芸能事情

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ほんとに、後味の悪~い、そして何とも言えない空虚感のラストは映画史上最悪ではないでしょうか。

 

「あなたは観た後に誰を想い、何を思うのか・・・」

 

そんな映画予告の想像のはるか上を行く後味の悪さは、一度は観てみる価値があります。

 

命の危険にさらされた時、あなたは生き残る自信がありますか?

 

 

>> 「ミスト」

 

 

 

ミスト:ストーリー

大きな嵐の後に、正体不明の霧に街が包まれる。

 

 

なんか変な霧が迫って来よるんじゃけど



そしてその霧の中に入った人は、得体の知れない何かにさらわれる。

主人公デヴィッドは、息子のビリーと共に、人でごったがえすスーパーに立てこもる。

 

が、そこにいる様々な人達との葛藤、対立、あげくに殺人事件にまで発展。

 

 

霧に囲まれたスーパーは外の様子が全くわからないから怖い



そしてこの世のものではないモノがスーパーに侵入し、人々を襲っていく。

デヴィッド以下数人は、スーパーを脱出する事を決意するが、その判断は果たして吉と出るか凶と出るのか。


駆け込んできたこのおっちゃんの一言が、ただの霧ではない事を確信させた




ミストの見どころは?

登場人物に強烈すぎる個性がある人が多く、そういう面では楽しめます。

が、ノートン役のアンドレ・ブラウアー(クロマティに似てる人)のキャラは、ちょっと腹が立つなあ、ああいう人いたら(笑)。

こういう人いたらマジでぶん殴るかもね


そしてカーモディという宗教かぶれのおばはん(マーシャ・ゲイ・ハーデン)が、聖書の言葉を乱発して、閉鎖された空間で混乱を生じさせるのも腹が立つ。

信仰は自由だが、それを人に強要するのは・・・ねえ


濃い霧の中に潜むバケモノ、閉鎖された空間。


舞台そのものは狭いエリアだけど、見えない恐怖をうまく演出している作品です。


なんかスゲーの入ってきた!逃げろ逃げろ!



全体的な感想

映画史上最悪の後味の悪い映画、という評判のとおり、観終わった後にメチャメチャ悲壮感、何とも言えない虚無感を感じてしまうので注意が必要です。


人が集まれば対立も起きる、これ集団の常識


映画にハッピーエンド、あるいは許せる範囲ならバッドエンドでも、という人は、この映画はマジでヤバイです。


霧の中から迫ってくるヤバそうな生き物


正しいと思われた人達と、宗教にのめり込んでしまった人達と、霧中の恐怖など信じず外に出た人達と、様々な人がいますが、果たしてどうすればよかったのか。

自分があの場にいたら、どの団体に所属すべきかなと考えてしまうと同時に、生き残るのは時の運なのかもと、この映画を観て思ったりしました。


脱出したのは正しい選択・・・だったのか?



霧の中のバケモノ云々に気を取られてしまうホラー映画だと思っているからこそ、この人間ドラマのラストに訪れる後味の悪さが更に引き立つのかもしれません。


>> 「ミスト」