最新技術の恩恵の裏で・・・ | 日刊芸能事情

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子供の頃には考えもしなかった、最新技術を使ったモノにあふれている現代。

あらゆるモノが便利に楽になっています。

 

スマホ、ワイヤレスリモコン、自動追尾式のエアコン、温度設定できるヒーター、自動運転の車・・・。

 

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挙げればキリがないですが、我々一般人がそういった最新技術の恩恵に預かり、便利に暮らしているその裏では、技術の開発に命をすり減らし、最悪命を落とす人もいること、忘れてはいけないと思います。

 

三菱電機も残業隠し

三菱電機といえば、ビルのエレベーターなどの技術が世界的に有名ですね。
 
その賞賛されるべき技術は、技術者をボロ雑巾のように使うブラック企業体質から生まれたもの、となると、やはり話は変わってきます。
 
三菱電機の元社員が、長時間労働が元で精神疾患を発症し、藤沢労働基準監督署に労災認定され、厚労省で記者会見しましたね。
 
研究者として入社して、半導体レーザーを研究していましたが、あまりの長時間労働で適応障害を発症し、改善を訴え出たというわけです。
 
 
やたらと働かせておいて、残業時間を過小報告させるやり方がまかり通る大企業、三菱電機の例は、おそらく氷山の一角であると感じます。
 

2014年2月には160時間/月の残業・・・

月に160時間の残業をしていたという事は、1ヶ月毎日5時間ちょっと休み無しで残業をしていたという計算になります。
 
朝8時に出勤し、7時に会社が終わったとしても、残業があったら日付が変わるまで会社にいることに。
 
もちろん、毎日午前様で家に帰ることになるので、自分の時間など全くありませんね。
食事して風呂に入って寝たら、4,5時間後にはまた会社に向かうという生活に。
 
そういった働き方をさせて当たり前の世界、そういう体質の会社って・・・。
 
社員をボロ雑巾のように使い果たさなければ、世界に通用する技術開発はできない、とでもいうのでしょうか。
 
 
 

上司がクソすぎる

なんといっても、時間通り残業を申告すると上司に怒られていたそうです。
 
100時間を超える残業をしても、40時間以内しか申告するな!と言われていたとか。
 
 
他の人達も、上司にどやされるのが嫌で、ごまかして申告していたそうなので、この上司とやらがまずクソですね。
 
訴えた社員の方は、国立大学大学院の博士号を持っているほどの優秀な人。
だから、このクソ上司としては、自分よりも優秀な人間が腹立たしい存在だったのかもしれません。
 
「今のうちにコイツを潰しておかないと、上司の俺の身が危ないかも。」
 
と考えてパワハラを繰り返していたのであれば、会社から見てもこの上司こそ弊害以外なにものでもありません。
 
 
 
 
そうでなかったとしたら、会社のために人生のほとんどの時間を費やす事を強要する体質、これが三菱電機という会社(部署によっては違うかもしれませんが、このクソ上司も含めて)の体質なのでしょう。
 

こういう上司に何の得があるのか?

会社のために、社員の残業代をケチる・・・。
 
私がかつて所属していた会社にも、こういう上司がいましたが、これをやってその上司とやらに何の得があるんでしょうかね?
 
会社のためならエンヤコラ、って事なのでしょうか?
 
 
 
残業代というのは会社が払うわけですから、上司の懐は全く痛くも痒くもないはずです。
 
サラリーマンというのは、自分の時間を切り売りして、その時間をお金に変えることで報酬を得ているわけです。
 
 
残業だって、会社のために自分の寿命の中の貴重な時間を割いているわけですから、会社の業務のために使ったのであれば、それは会社がきちんと報酬に変えなければいけません。
 
 
それを関係のない上司が邪魔をする・・・この神経がよくわかりません。
 
 
会社に傾倒し、会社のために部下の残業代をケチり、会社のために自分の時間を使ってがむしゃらに働いて、いざ自分が病気や怪我で会社を去ることになったら、その後に会社は何の保証もしてくれませんよ?
 
 
代わりの人間を当てられるだけ、それだけです。
ブラック企業というのは、社員は使えなくなったら使い捨てればいい、代わりは後からなんぼでもおるわい、くらいの考えしか持っていません。
 
「人材」とは思っていないのがブラック企業なのです。
 
 
私の上司も、会社のために部下の残業代をケチり、備品の購入をケチり、ほとんど会社のために自分の時間を削って働いていました。
 
糖尿病があったその上司は、ある日仕事中に脳梗塞で倒れ、闘病の末に会社を辞める事になりましたが、会社は彼に微量の退職金を与えただけでした。
 
”会社のために必死でやってきた結果倒れたのに、あれほど貢献してきたワシに会社は知らん顔じゃ”
 
とぼやいていましたが、そんなの自業自得だと、今では皆にバカにされ、影ではざまみろ!と言われている始末。
 

自殺なんて絶対するな!死んでも会社は何とも思わないぞ!

電通の高橋まつりさんが、過労が原因で自殺した事件。
これも正直、氷山の一角でしかありません。
 
高橋まつりさんという女性が「東大出身の美人」であった、だからたまたまマスコミが飛びついたおかげでニュースになり、電通=ブラックだ!と言われる事になっただけです。
 
高橋まつりさんがもしも美人じゃなかったら、マスコミはこれだけ騒ぐ事はなかったでしょうし、高橋さんの死は誰にも知られることなく埋もれていったはずです。
 
 
 
 
会社がブラックだからとか、上司がクソだからとかで、自分が長時間労働でこき使われている事実があったなら、それを自分だけで何とかしようとか思わないことです。
 
おかしいと思いながらも我慢して働き続けるなんて、どんなに図太い神経していても寿命がどんどん縮むだけです。
 
自殺するなんてもってのほか!
 
自分の人生を、他人に左右される筋合いはありません!
辞めちゃうか、闘えばいいんです。
 
 
ちゃんと相談する所はあるんです。
本当に苦しい胸の内は、こういった所にまずは相談してみてはいかがでしょうか?
 
 
 
労働に関する相談を受け付けるNPO法人。
特にブラック企業に務める若者の相談窓口として、親身に話を聞いて良い方向へアドバイスをしてくれます。
 
 
長時間労働、サービス残業、解雇、パワハラ、セクハラ、有給休暇が取りにくい雰囲気・・・
そんな問題を、無料で相談してくれます。
ブラックで有名だった「たかの友梨ビューティクリニック」が、ユニオンの会社改善で良質な企業に変貌したのは有名です。
 
 
弁護士には、企業側についている弁護士と、労働者側の味方の弁護士の2種類がありますが、こちらは労働者側の味方弁護士集団。
本格的に案件を扱う場合は有料となりますが、その分プロ集団なのでいい仕事をしてくれます。