Alternative Routine Works -6ページ目

velvet under//misin

$Alternative Routine Works-いりゆ


風邪で床に伏せながら『イリュージョン』を数日読み返している。リチャード・バックといえば『かもめのジョナサン』が有名。

購入して約10年が経つが、ようやく内容を理解できてきたことが多い。というか、この10年間色々ありすぎたから、色んな事を思い返しながら読み直していた。

『イリュージョン』との出合い。前にも書いたことがあるかもしれないが、20歳のときに働いていたライブハウスでの、当時のヒーロー・村崎百郎との遭遇に遡る。

デス・渋谷系と双璧を成す90年代の金字塔的カルチャー「鬼畜系」。精神的にもボロボロになって東京に逃げ出し、声にならない嗚咽に身悶えていたある日、わけあって村崎さんから電話を頂いた。こんなカスみたいな人間の話に何度も頷き、およそ三時間に渡る一方的な魂の叫びは受け止められ続けた。

「お前の言う事はわかった。俺がな、昔からすげぇ大事にしてる本があるんだよ。お前にも教えてやるから、読んでみな。きっと、人生の役に立つからよ」。

そんな言葉を最後に投げかけてくれた記憶がある。急いで書店に買いに走ったが、当時の未熟な自分には理解できない内容だった。彼女と会話したりするリアルの癒しで自らの空洞を埋める依存的な日常に溺れていたからだろう。堕落に頭を垂れることで、日々ごまかして生き永らえていたのだ。

30歳になり、自立して生きることから目を背け続けてきた事に気付いた。息をしながらただ死んでいた事実(velvet under//misin and ANNOHIDEAKI)。自分が何者であるのかわからないまま次の時代を迎えてしまった。でも、それに気付く人はどれぐらいいるんだろう?


「もし、君達が生きていれば、瀕死の重傷でかすかに息がある場合でも生きていれば、まだ使命は終わっていない」


お前はあらゆるモノから自由だ。さて、人生でお前は何を望む?


1/10

休日だが風邪で気絶眠。大学ラグビー決勝、帝京大VS東海大。大学ラグビーの新しい幕開け。有名選手が早稲田、明治に進学する中での快挙は、関西勢にも可能性が残されていることを意味する。指導者って大事なのかな?

1/11

原稿。そろそろ追い込まれてきた。このネガティブな感情はなんだろう。文章を書くのは好きなはずなのに、深く考えすぎなんだろうな。

春子ブックセンター

松尾スズキが凄い。

クワイエットルームに続き「老人賭博」も芥川賞候補になった。って、本人のtwitterで知ったんだが、どんな脳みそしてるんだろう。

今知ったが、阿部サダヲって「阿部定」から名前取ってるとは……。


1/9

9時間搾取。定時にバイトを上がり、福島へ移動。バール取材。21時前に帰宅。風呂に二時間浸かり死にそうになる。風邪は未だ治らず。

明日は休み。ゆっくり寝ようと思う。

La ritournelle

只今、取材先から頂いたワインを飲みながらblog執筆中。

最近、知り合いのマイミクが、その人のマイミクが年末に自殺した話を書いていた。27歳だった。何でも、メッセの返事が戻ってこなくて年明けに父親から「娘は31日に亡くなりました」と、返事が戻ってきたという。

で、悪い癖だが、その亡くなった方のページを覗いてみたんだが、無くなる前日に記された最後の日記が、性格診断の結果であった。ただ、遡ると明らかに戸惑っている「言葉」というか文字の羅列が見て取れた……。

昨年、半端じゃなく髪の毛が抜け落ちるという事態が多発したわけだが、悪い意味で他人に気を使いすぎだったような気がする。余りに友達が居ないから、気に入られようと無理をしていたんだろうな。最低限の礼儀は忘れず、自分を殺さずに今年は生きよう。

年明けから取材が多少入ってきてるが、これでも文筆だけでは飯が食えない。今年は贅沢は言わないが、もう一段階上がった時点での悩みを吐露したい。


1/7

前夜呑みすぎるも8時に起床し、梅田のMBSへ。が、集合時間を1時間間違え、ドトールにて質問内容推敲。ドトールはS学会との噂を聞くが、味は旨い。

はん○ゃインタビューは、撮影込みで40分と比較的プレッシャーのかかる段取りだったが、無事終了。雑談してたら、何でも昨年から休みが一日も無いらしく、今年に限ってはまだ自宅に一度も戻ってないと言う。「2009年が未だ続いている感じです」と笑っていたが、態度は二人とも非常に紳士的だった。

昼前に帰宅し、引き続きアポ入れ地獄。合間にウイイレ(サッカーゲーム)で、全国のゲーマーと気晴らしに対戦。連敗し、傷つく。

夕刻。福島駅でカメラマンWさんと合流。5000円で5軒ハシゴする企画。うち2軒はアポ入れ失敗の為、直アポで新規開拓。リアルゴミ太郎をご存知の方は、僕が半端無い人見知りであることも承知の上だと思うが、震えながらも言葉を紡ぎ、仕事を全うしました。

ラストのバールで、呑みすぎた挙句、お土産にワインまで頂く。その後、編集Hが福島の別のバールでバイトをする体験取材の為、顔出し。味の分別もつかない分際でワインを飲みながら、1日の疲れを癒し、タクシーで帰宅。とてつもない披露で気絶眠。


1/8

8時起床。体の疲れが一切取れてない状況で、風邪を引いたことに気付き12時間搾取から逃走。大事を取りひたすら寝て過ごす。湯船に浸かりリチャード・バック『イリュージョン』を何度目かの読了。やはり、この本は僕にとって特別だ。

明日は9時間搾取。そして取材は19時から。バイトは18時までだが、電話対応が長引いたら一貫の終わり。これぞ、一か八かのブルーカラーの宿命。


最近、セバスチャン・テリエばっかり聞いてる。