5月の「母の日」が過ぎ、季節が梅雨へと移り変わる頃、
6月の第3日曜日(今年は6月17日)に、いよいよ「父の日」がやってくる。
一家の大黒柱となるお父さんは、身体についてどのような悩みを持っているだろう。
東京ガス都市生活研究所の調査(2017年)によると、
男性の健康についてのお悩みランキングは次のようになっている。
【30代男性】
1位: 目の疲れ(52%)
2位: 疲れ・だるさ(47%)
3位: 肩こり(46%)
【40代男性】
1位: 目の疲れ(55%)
2位: 疲れ・だるさ(48%)
3位: 腰痛(47%)
【50代男性】
1位: 目の疲れ(57%)
2位: 肩こり(53%)
3位: 腰痛(51%)
中医学(中国漢方)では、これらのお悩みは年齢と深い関係があると考える。
およそ2000年前にできた中医学のルーツとも言える『黄帝内経・上古天真論』では、
加齢に伴う男性に現れる身体の変化を次のように記している。
「丈夫八歳腎気実、髮長歯更。
二八腎気盛、天癸至、精気溢写、陰陽和。故能有子。
三八腎気平均、筋骨勁強。故真牙生而長極。
四八筋骨隆盛、肌肉満壮、五八腎気衰、髮墮歯槁。
六八陽気衰竭於上、面焦、髮鬢頒白。
七八肝気衰、筋不能動。天癸竭、精少、腎蔵衰、形体皆極。
八八則歯髮去。
腎者主水、受五蔵六府之精而蔵之。故五蔵盛乃能写。
今五蔵皆衰、筋骨解墮、天癸尽矣。故髮鬢白、身体重、行歩不正、而無子耳。」
男性の老化は「五八」(40歳)の「腎臓の衰え」からと強調している。
テレビ、新聞、ラジオなどのCMで、
よく使われている「女性は7の倍数、男性は8の倍数」というフレーズのルーツはこの『黄帝内経』にある。
男性の生命リズムが8に相関して、8年ごとに身体に何らかの変化が起きると認識しているのだ。
それ故、男性の健康維持や身体づくりは、この年齢による身体の変化(現れた悩み)に応じて、
中医学による養生を行うべきなのだ。
それでは、どのように養生をするか?
次回、引き続き、紹介する。


