枸杞子(枸杞の実・紅枸杞)に詳しい方が多いかもしれないが、
黒クコ(黒枸杞)を知っている方が少ないと思って、
この連載をネットで公開することになった。
最終回をアップした後、
「黒枸杞と赤枸杞の違いはなんだろう?」との質問が寄せてくれた。
この質問に答えて、GWを利用して、「番外編」を完成した。
黒枸杞と赤枸杞の違いは次の五箇所からわかる。
① 外感・食感の違い
黒クコは野生で、粒が小さい(一番大きくても、大豆とだいたい同じ)。扁円形の黒い果実で。小さい果柄がつく。糖の含有量が少ないから、直接噛んでも、やや甘みがする。(そのため、糖尿病の患者も気にしなくて服用できる)
赤クコは扁長形の赤い果実で、殆どは果柄がない。糖の含有量が多いから、直接噛んだら、すぐ甘い食感がする。
② 食べ方の違い
黒クコはお湯で溶かして服用するときは、60℃以下の温湯で或いは冷水で溶かす。
長い時間をかけてスープ・お粥を煮ない。1日の用量は3~5g(10~20粒)ぐらい。
赤クコは高温でも平気(効果へ影響がない)。直接噛むか、沸かしたお湯で溶かしてお茶をする・
薬酒を作る・長期間をかけてスープ・お粥を煮るなどの服用法がある。
1日の用量はあまり制限がないが、1日に20gの用量をお薦めたい。
③ お茶にする時、色の違い
赤クコがお湯で溶かしたら、淡黄色をする。
黒クコがお湯で溶かしたら、紫・青い色を呈することが多い。
黒クコに含有されるアントシアニンは水溶性色素で、PHに敏感で、
違う水で溶かすと、違う色が見られる。
ミネラルウォーターなどの酸性水に入れると、紫色を呈する。
水道水のようなアルカリ性水に入れると、青い色を呈する。
④ 効能効果の違い
黒クコに含有される栄養素は赤クコよりはるかに多い、効果も高い。
特に赤クコにないアントシアニンを含有する黒クコは自然界でもっとも含有量が高い植物と言われている。
常に服用すると、美顔・老化防止の効果があるから、「飲む天然皮膚ケア剤」と言われている。
その他に、髪の毛のケア、睡眠改善、目のケア、放射線対応、抗酸化、老化遅延、抗疲労、免疫調節、
心血管・脳血管疾患の保護などがある。「補益」「養生」「美顔」をまとめた珍しい天然な滋養強壮剤と評価されている。
赤クコはアントシアニンを含有していないが、多糖類、カロチン、ビタミン、アミノ酸
及び亜鉛、鉄、カルシウムなどの微量元素を含有して、地球上に唯一「全栄養素食物」と呼ばれる。
免疫力の調節、疾病の予防と治療に使われる。誰でも食べられる庶民化された滋養強壮できる食材(漢方生薬)。
(黒クコでも、赤クコでも、「養肝明目、補腎益精」ができ、眼精疲労、
近眼予防などの目のトラブルが起こったときに使われる)
⑤ 値段の違い
黒クコはほとんど厳しい環境で野生するから、生産量がごく少ない、生産コストがたかい、
そのため、値段も高くなった。
赤クコは既に人工栽培ができるから、生産量が多い、
そのため、値段がなかなかあがれない。
黒枸杞があまり知られていない日本では、
高くて品質を判断しにくい通販の黒枸杞より、
赤枸杞(枸杞子・枸杞の実)の濃縮原液を飲んだら、いかがだろう?






