山薬について野史にこんな物語が記載されている。

曹操の子息の曹沖が肺虚の体質を持ち、風寒に侵され、慢性の咳にかかった。

周りの侍医がさまざまな名方良薬を処方しても、なかなか治らなくて、手詰まる状態になった。

曹操が激怒。

その時、懿がこっそり、部下を自分の故郷へ「鉄棍山薬」を探して、大棗・サトウキビ・お米などと配合して、お粥を作って、曹操に献上した。

数日後、曹沖の病気がすっかり治って、その「薬粥」をも大好きになった。

曹操が大喜。

この薬の良い効果を称賛して、直ちに、司懿を越させて、面会した。

曹操が、面会の場で、「懐薬は本当に極品で、懐山薬の鉄棍山薬は更に極品の中の極品で、「薬の中の王者」とも言える」と高く懐山薬を評価してくれた。

当時は平均寿命が22歳しかない時代だったが、

懿が73歳まで生きていた。

彼の長寿が山薬と関係がないとは言えないだろう。

史学資料に彼が「日伴薯蕷、宴飲香茗」(毎日、山薬を食べて、宴会の時は香りがいいお茶を飲む)の生活を送っていた。

山薬って、どんな効能効果を持っている?

(つづく)

【懐薬】

古代の懐慶府(現河南省焦作市境内)から出産される漢方生薬は「懐薬」と言われている。

その中に、一番有名な山薬・牛膝・地黄・菊花が良い品質で、好評を博して、「四大懐薬」と呼ばれている。

 

【鉄棍山薬】

さまざまな山薬の品種の一つで、鉄のサビのような痕跡があるから、

「鉄棍(鉄棒)山薬」と名付けられた。