ま夜中にドスンと音を立てて家が揺れた。

あゝ、子供を連れて出て行った嫁が帰ってきたのか。

俺は目を擦りながら、寝床から這い出し、そのままダイニングキッチンに行った。

誰もいるはずのない暗い部屋にしばらくたたずみ、われにかえる。

忘れかけていたのに。

思い出させる地震は罪なやつだ。

のんきにそんなことを思った。