ここが手術室か~~


手術台に仰向けで乗るように言われる。

横幅小さめのベッド。

髪をシャンプーキャップみたいなヤツに全部いれる。

仰向けになると、ブルーの毛布を肩から下にかけられる。

手術台、内診みたいな椅子型かと思っていたので、正直ホッとした。

(手術の時はどんな格好かは分からないけど)


ベテラン看護師

「では、手術着を取りますねー」

何人かで手術着を上手に脱がしてくれる。


心電図や心音の装置を付けられる。

自分の心音がピ・ピ・ピと聞こえてくる。


逃げ出したい~

最後に頭によぎる。

裸で逃走した人、今までいないんだろうか?

そんな事をまぢで考える。


手術室に入ったら、すぐ麻酔で寝れるって思ってたのに

時間が長い。。。


横向きになって、ひざを抱えて、丸くなるように言われる。

赤ちゃんみたいなポーズ。


いよいよ麻酔だ。

ベテラン看護師

「まずは背中に痛み止めうちますよー」


チクッとしたけど、ガマンできる痛み。


ベテラン看護師

「では、麻酔打ちますねー。もし痛かったり何かあったら言ってください」


なんとなくまだ感覚があったので「なんか痛い」という。


ベテラン看護師

「もう一度痛み止め打ちますねー」


「この後、どんどん押される感じしますよ」


本当にどんどん押される感覚。

どんどんどんどん。


ベテラン看護師

「何か変な所ありますか?」



未来

「脇の所がちょっと・・・」

なんだかちょっと感覚があったので、言ってみる。


ベテラン看護師

「今ね、骨の裏まで注射がいってるからー」


え?怖いんですけど顔!


仰向けになるように言われ、酸素マスクをかぶされる。

いよいよかぁーーー。



心の中で


”手術はうまくいく


悪い部分を全部取ってもらう


ダンナとミニ。とプチ。の所に絶対帰る”

と唱える。



2回唱えた時に・・・



「未来さん、終わりましたよ。長かったですね」

と優しく声をかけられて、肩を叩かれて意識がもどる。

(目は明けてません)



え?

終わったん???

今からじゃなくて????



あっという間じゃん!!



こうして未来の手術は終わったのでした。