債券投資は絶対にやるべき!②

  目次

・投資の種類~リスクとリターン~
・単利と複利
・72の法則
・債券
↑ここまでが債券投資は絶対にやるべき!①

・定期預金と債券の違い
・銀行破綻か国の破綻、どっちが先?!
・利付債と割引債
・新発債と既発債
↑ここまでが債券投資は絶対にやるべき!②

・債権の銘柄選び~金利はどうやって決まるの?~
・期間と金利の相関性+α
・外国債権国債
・債券の大まとめ
↑ここまでが債券投資は絶対にやるべき!③

目次で見ていただいて分かる通り、内容が盛りだくさんでございます😅ですので、今回の講義は3つに分けて、まとめていきたいと思います♪どうぞ、気になるところから読んでいってくださいね😊
「債券投資は絶対にやるべき!①」では、投資の種類~リスクとリターン~、単利と複利、72の法則、債券について書きました✨ 今回は、定期預金と債券の違い、銀行破綻か国の破綻、どっちが先?!、利付債と割引債、新発債と既発債について書いていきたいと思います! 
気になるところから読んでいってください👀🌱
 

  定期預金と債券の違い 

ここで、銀行の定期預金と似てるなあと思う人もいると思います! 定期預金と債券には、3つの違いがあります。 一旦、何が違うか考えてみてください🤔


↑ヒント💡✨

何となく分かった方、分からなかった方は下にスクロールしてください。どんっと答えを出します! 





答え
・価格変動あり 
・金利の変動なし 
・元本保証なし 

「うん?どういうこと?」と思った方もいると思いますので、今から一つ一つ解説していきますね! 実は、大前提として、定期預金と債券には言葉に大きな違いがあるのです。 定期預金は10年間預けたとしても、お金にしたい時にいつでも手元にお金が返ってきます。
例えば、病気したとか結婚してお金が必要とか言うと、定期預金を解約することができるかと思います。 ここで、定期預金は「解約する」というんですけども、債券は「売却する」という言い方になります。 なぜ売却なのか、というのは後ほど話していきたいと思います♪

 価格変動あり 

これは、どういうことかと言いますと、発行日に100万円の債券を発行しました。実は、この債券は、マーケットで売られたり売られなかったりするのです。 例えば、「国が潰れそう😱」「買いたくない😰」みたいになると、価格が下がることがありますし、反対に、「この国は絶対に返ってくる😌」となると、価格は高くなります。このように価格の変動(低くなろうが高くなろうが)がありながらも、償還日には必ず100万円で買ったら、100万円で返ってくるというのが債券なのです。 

 金利の変動なし

債権というのは、債券を買った人は実際に償還日まで利子をもらいます。 定期預金というのは、例えば、利子のもらえる金額というのが、銀行の国債金利施策とかで変わることがあるようです。 今まで5%もらえていたのが、1%しかもらえないみたいな感じです。
定期預金だとこういうこともあるのですが、債券にはこれが絶対にないようです!
発行された時に、5%といったら毎年5%、どんなにその会社の経営が悪かろうが、売上が悪かろうが、5%もらえるという約束が変わらないのです。そのため、金利の変動がないといえるのですね!そこが定期預金と債券の違いです。
 さらに、1年目ごとに3%の利子がつく場合、1年目無事に3%の利子がもらえました。2年目も、利子がもらえるかと思いきや、いきなり病気になってしまいました。お金が必要だということで、1年半後に売却したとすると、全く利子がもらえなくなる……ことはないようです😳
なんと、半年間分の利子はしっかりもらえます! これが、経過利子というものです。 
このように、債権というのは、綿密に利子の計算がされ、約束事に基づいて、絶対に変わることがないということをお分かりいただけたかと思います! 

 元本保証なし

 最後に、債券と定期預金の違いには、デフォルトと呼ばれるものがあります。意外と聞いたことがある人は多いのではないでしょうか? 銀行だと、金額の上限が銀行ごとにあるんですが、銀行が潰れた時に定期預金には、1000万円ぐらいまでペイオフ制度という保証があります。1000万円までなら返ってくるお金という感じですね🤔 
ただ、債権には、この会社が潰れたとなると債務不履行(デフォルト:返済できない状態)になってしまいます。 

  銀行破綻か国の破綻、どっちが先?!

例えば、国債を買うとしましょう。国債を買った時に、銀行の破綻が先なのか、国の破綻が先なのか🤔 
もし、仮に明日、国が破綻するとなった場合、国の破綻とは何かというと、もう生活保障がなくなったり、年金が出なくなったり、社会保障も出なくなったりする状況になるかと思います。 

そこで、国が破綻しそうとなったら、皆さんどうしますか?どう行動するでしょうか? 

おそらく、銀行から持っている資産を引き出そうとするのではないでしょうか? となると、国債が全く無意味になるというよりも先に、銀行が潰れることになりますよね。みんなが銀行に行って、どんどんお金を引き下ろしたいって人が出てきて、行列ができて、実際に銀行が破綻したりだとか、たとえ銀行が破綻しなかったとしても、お金が引きせない状況になったりだとか、銀行が機能しない状況に陥るかと思います。 したがって、国の破綻よりも先に、銀行が破綻するという方が可能性が高いと言えます。そして、実際に銀行も国債を23%買っているようです。 
竹花さんは、「国債を買う」ということは定期預金をするよりも、リスクがないと考えているようです。 

個人向け国債だと、利率はかなり低いですけど、0.05%。

ちなみに、誰でも購入OKです🙆

銀行預金だとこれよりも低い0.01%とかになります。なので、国債の方が少し利率が高い+かなり安全だということが分かりますね!国債購入に少しでも興味があれば、是非Googleで調べてみてください! 

  利付債と割引債 

債券にもいろんな種類があります。 


国債:国が発行している 

地方債:地方自治体が発行している 
事業債:社債、企業が発行している 

債券の利子の種類も、年利や月利などと分かれます。 年利5%に1000万円を投資する。毎年50万円がもらえる。 半年で5%だった場合、半年ごとに25万円がもらえて、1年で50万円。 月利というと、4.2万円ずつ月々もらえて、1年で50万円。 だいたい年利が多いらしいです😂 そして、利子の受け方も2種類に分かれます。 
利付債と割引債です! 

利付債:開始日「1000万円で債券発行します」と言って、毎年、半年、毎月で利子をもらって、償還日に1000万円を返ってくるという感じで、とってもシンプルです。 

割引債:開始800万円で、債券が発行されますが、中間の利子はありません。例えば、5年債だったら、5年後には、償還日に1000万円の債券は、1000万円の価値を持ちますよということが約束されています。なので、5年間800万円で買って、5年後に1000万円になるという債券なので、5年経った時に、一気に200万円がプラスになったというものが、割引債です。 

  新発債と既発債

そして、債券の価格についても、新発債と既発性の2種類があります。 

新発債:単純に新品の債券。発行価格を発行元が決める。安定した企業が「新事業をやる、お金が欲しい」と言って、発行する。経営の確実性が高いため、金利が低くなる傾向がある。 

既発債:中古の債権。買う人がいれば、売る人もいる。だから、中古の債券となる。 債権というものは、途中で売ることができるのです。つまり、その市場の相場によって、下がったり上がったりします。 →買う人が途中で売ったら、途中で買う人がいる! だから、既発債があるのです。 では、債券の価格は年に何%など実際に誰が決めているのか?というと……新発債を売るときは、メーカーが決めています。国や企業といった発行元が、5年間で5%の新発債の発行価格を決めているのです。 既発債の価格は、誰が決めているのかというと、時価価格になります。これは、中古の市場と同じです!

 新発債=発行価格 

例えば、ある会社が「新しい事業やる」と言うと、お金や経営の確実性が欲しいがために、高い=金利が低い債券を発行することがあります。 金利が低い=会社が儲かっているから必ず返せる自信がある!だから、金利は低くても買ってくれるだろう。 経営の確実性が安定した企業ほど、潰れないと言えるのです。
なので、金利が低くなります。
この企業が独自に決めて、発行価格を発行元が決めるというのが、新発債です。

 既発債 

発行日に「100万円の債権です」→企業は100万円を手に入れ、新事業に力を入れる→企業「あれ、この事業ちょっと失敗したかも」→投資家「この会社潰れそうなんじゃないかな?」→誰も買わなくなる→100万円の債券は、売るときには70万円に……というように価格が落ちてしまうこともあります。 
反対に、「事業が成功しそうだ!」→債権の価格が120万円に上がることもあります。ただ、どちらにせよ、償還日には100万円で必ず返ってくる、というのは決まっています。 
ここまでくると、もうお分かりだとは思いますが、既発債は◯◯価格になるわけです! →時価価格=市場が決める! 債権の銘柄選び~金利はどうやって決まるの?~ 債権にも色んな種類があります。 国の債権、例えば、アルゼンチンや日本の債権なのか、もしくは企業の債権、例えば、ソフトバンクやトヨタの債権なのか……本当にいろんなものがあります。
 債権の選び方のポイントでは、まず2種類みておきましょう。 
リスクが高い→利息が高い→儲かる債権。 リスクが低い→利息が低い→儲からない債権。 という感じで、投資と同じ考え方で大丈夫です◎
 では、このリスクは、どのように決まるのかというと、債券を買う時は、大体、AAAやAといった成績表みたいなものがついています。

 この債券は安全です(リスクも利息も低い)=
AAA 
↓ 
AA 
↓ 
A
 ↓ 
BBB 
↓ 
この債券は危なめです(リスクも利息も高い)=BB 

聞いたことのある企業の中で、債券のランクが気になったので、個人的に調べてみました!(参考・引用:https://www.jcr.co.jp/ratinglist/corp/?m=search&a=&t=&i=&o=&w=&p=11) 
AAA トヨタ自動車、NTTデータグループ、東京大学(他国立大学も多数AAA) AA 旭化成、オリエンタルランド、関西電力、セブンイレブンジャパン A イオン、江崎グリコ、カゴメ BBB 学研ホールディングス BB シャープ といった感じでした。気になる方は、他にも調べてみると良いと思います😊 

  債券投資は絶対にやるべき!②まとめ

・定期預金と債券では、「価格変動あり、金利の変動なし、元本保証なし」といった3つの違いがあります! ・国か銀行どちらが先に破綻するのか、というと、国の破綻よりも先に、銀行が破綻するという方が可能性が高いです😱 
・利付債は、預けた分で毎年、半年、毎月で利子をもらって、償還日に預けた分返ってくる債券。割引債は、中間の利子なしで◯年後に一気にプラスになって返ってくる債券。
 ・新発債は、発行価格を発行元が決める新品の債券。既発債は、市場が決める中古の債権。

とりあえず、ここまでで②を終わりたいと思います!最後までご覧いただき、ありがとうございました♪


③へ続く〜😚