勉強の仕方 その2 模試の活用法 | クズニートもぶおの医学部再受験ブログ

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残された最後の1年弱を、もぶおがムリメの医学部を目指し頑張るログ
結局もう一年おかわりした後とりあえず医学生になったよ編

生徒を見ていると不思議な事がある.

出来の悪い試験の成績を恥ずかしがったり落ち込んだりすることだ.

正直に言って理解に苦しむ.そもそも全然勉強してない奴が大半で,出来なくて当たり前なのに何を悲しむというのか?

学校でやっていない範囲の話を少しでもしたり,それが模試に出ようもんなら,声を大にしてやっていないだのと言う癖に,授業中ただ座っていただけで出来るようにならなかった事に落ち込むのがよくわからない.

~が苦手なんですとか言う奴は覚えるべき事を全く覚えていない.そもそも全くやっていなかったりする.

 

中高と六年間やったのに英語がしゃべれるようにならないと英語教育を批判する人にも言える.ホントに6年間やったのか?毎日1,2時間の授業でも短いというのに,どうせロクに授業なんか聞いちゃいないのは想像に難くない.自分でやらなきゃ出来るようにはならないし,授業で一回聞いただけで覚えられる事なんてたかが知れてる

残念ながら君は天才ではない.

 

口を開けば僕,私はバカなんで,頭が悪いから~と言う癖に,ロクに自分で勉強していない事が出来ないだけの事を恥ずかしがる.挙句は教えた教師のせいにする.(教師が悪いケースも確かにありますけどね)一回聞けば習得する奴と比べている時点でおこがましい.

当然の事だが,やらなきゃ出来ない.勉強するしかない

では,どうやって勉強するのか?

 

この範囲なら確実に出来る

という守備範囲を作ろう

 

普段の勉強において特定の分野を一つずつ潰していくことが大切です.特定の分野をやりこんで仕上げる事で,その範囲の問題が出てきたら確実に点数を回収出来るように対策しましょう.漫然と全範囲にわたって少しずつ触っていっても殆ど頭には残りません.何より試験で有益な反省をしにくい.

 

定期テスト前に試験範囲を何度も繰り返してやっているように特定の分野を繰り返しやります.狭い範囲を繰り返しやる事で実質的に大した量の知識が問われていない事に気が付き,いつも同じパターンで聞かれる問題に反射的に答えられるようになります.記憶が新しい事で,より発展的な問題にも比較的スムーズにつなげる事が出来るのです.

 

ある程度自信が付くレベルになったら,また別の新しい範囲においても同じように開拓していくのです.自分の陣地となる分野を少しずつ確実に増やしていけば,確実に学力は向上します.

 

模試は何のためにあるか?

 

模試の判定に一喜一憂している奴がいるが,判定なんかに殆ど意味はない.いくらA判定集めたからって本番の結果に何の影響もない.反対にいくら悪くても本番に与える影響は全くない.じゃあ何のために模試をうけるのか?

 

模試の役割には大きく二つある.試験の受け方などの調整をするため.自分の勉強のペースメーカーとして使うため.特に,ある程度以上の学力がつくまでは後半の役割が重要です.

 

自分の勉強がしっかり成果となっているかを模試で確認する際に,得意分野を作るという勉強法が活きてきます.潰した分野の問題でしっかり点数を取りきれたかを確認する事で,自分の勉強に適切なアセスメント(評価)が出来るようになるのです.もし取れなかった時にはなぜできなかったのか.似た問題は見ていないかなどの単純な点数だけに注目するのと違う前向きな考察と反省が出来るのです.

 

やっていなかった範囲が出来なくても全く気にする必要はありません.だってやっていないのですから.取れるべき所で取れなかった事を重く見てください.その際ミスを重く受け止めましょう.ミスは一番罪が重い失点です.

 

試験の点数と偏差値,それと判定だけを見てグダグダ言うのは,教師や親などの外野サイドの野次と全く同レベルで,成績に何の足しにもならず悪影響しかないです.せっかく一日潰してやった模試は有意義につかいましょう.