毎日新聞夕刊(18日付)の特集ワイドは「新語・流行語」。

見出しに「旬が短い 新語・流行語」「それでも消えぬ存在意義」とあるように、突然、やたらと使われだした言葉が、あっという間に消えるパターンが非常に多くなっていると感じる。

このブログのタイトル「そだねー」は、言うまでもなく今年2月の平昌冬季五輪で、女子カーリング日本代表選手が活躍した時に、彼女らが内輪で使ってた言葉が、テレビで流れて一気に流行語になった一つであるが、また(これは記事に書かれていることだが)「今では周りでこれらの言葉を口にする人はいない」のも事実だろう。

これら、彼女たちの言葉が一気に世間に知られたのは、すでに記憶が曖昧だが、たしか放送機器の操作ミス(具体的には公表されてないが、たぶん単純にコンソールのフェーダー下げ忘れか、ミュートし忘れ程度のミスだと思う)で、本来は放送されないはずの(選手に付けられた)マイクが拾った内輪の会話音声がそのまま放送されてしまった結果、一気に広がって、ある意味「意図せずに」流行語になった例だろう。


ただ、個人的に「?」なのは、彼女らの言葉の中でも「そだねー」については、以前から一般的に普通に使われていた、特に「流行語」ではないように思うのだけど…それは僕の周りだけの事だったのか。

僕が知る限りでは、10年前くらいに深夜アニメ化され(原作は4コマ・マンガ)て、深夜アニメとしてはかなり人気のあった「らき☆すた」で、特に主人公の泉こなたがよく言っていたセリフが「そだねー」だった。

(カーリングの)彼女らの「そだねー」と、らき☆すたのセリフは、同じルーツなのか、全く無関係なのか、それが分からない。


話を新聞記事に戻すが、ここで挙げられている「2018年の新語・流行語候補」(ユーキャン)。

毎年だが「流行したっけ?」や、そもそも聞いたことが無い言葉が多く、もちろんそれは編集者も承知していることで「『今年の流行語はこれだ』との状況にはなりづらい」時代なのは、どうやら確からしい。