今日の「THEカラオケ★バトル」(テレビ東京系)。

いや、番組の文句じゃなくて。

Aブロック予選で誰かが歌っていた、松任谷由美の《真夏の夜の夢》。

ナレーションで「テレビドラマの主題歌にも使われた、ユーミン最大のヒット曲」と言ってたけど、僕はこの曲を全く知らない。聴いたことも無い。

もともと僕はユーミンの曲を、自発的に聴くことはめったに無い。

好きなのは《あの日にかえりたい》《春よ、来い》…くらい。

他アーティストへの提供曲だと、バンバン(ばんばひろふみ)《『いちご白書』をもう一度》。ある意味、テーマがあまりユーミンらしくない気がするんだけど、「学生運動」をユーミンの視点で書くとこうなる、という点で興味深い。曲としての完成度も高いと思う。

意外性では《翳りゆく部屋》なんかも、そうかもしれない。

しかし、全体的にみて、世間が騒ぐほど「ユーミン」を高く評価していない。

コンサートの演出の派手さは有名だが、肝心の歌がハッキリ言って下手だ。派手な演出は、歌唱力の無さを誤魔化すためとしか思えない。


たしかに、時代や流行の先取り感覚や音楽的なセンスというかテクニックの非凡さは認めるし、良いと思う曲もあるし、「私は時代の(一歩先だとリスナーが付いてこれないから)半歩先を行く」と豪語するだけのことはあるとは思うんだけれど、何と言うか、生理的に受け付けない。

つまり相性が悪いわけで、有り体に言えば、嫌いなわけだ。

アンチ、と言われれば、そうかもしれない。

でも、良いと思うのは、潔く良いと認めているつもりだけど。