ようやく、暖かくなってきたようですね。
経済の先行きがまだまだ、不透明な中で
今年は桜が散った後に、
冬に逆戻りしたような気候が続き、
農作物の生育不足による物価高騰等、
家計にとっても経営者にとっても
打撃の大きい春です。
ところで、成年後見制度を御存知でしょか?
平成12年4月に介護保険制度と共に導入された制度で
今年で11年目となりました。
成年後見制度は少子高齢化社会が加速する我が国では
とても大切な制度です。
成年後見制度導入前は
禁治産・準禁治産制度がありました。
禁治産・準禁治産制度ではその宣告が
戸籍へ直接記載されたため、
これらの宣告を受けた方々は
たくさんの差別を受けてきました。
成年後見制度はそのような禁治産・準禁治産制度の反省をふまえ
施行されたものです。
この成年後見制度の基本理念は
①自己決定権の尊重
②残存(現有)能力の活用
③ノーマライゼーション
の3つとされています。
簡単に言ってしまえば、
『人生の最後の瞬間まで残された能力を最大限、利用し、
自分らしく生きよう』
というものです。
素晴らしい制度とは思いますが、
課題も残されている、とされています。
さらに使いやすく良いものになるよう、
みんなで努力していかなければなりません。
そして、今迄以上に周知して
いかなければいけないものだと思います。
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