賃貸オフィス市況は緩やかな悪化が続いているようです。
三菱UFJ信託銀行による『不動産マーケットリサーチ VOL.64』に
よると、2003年頃に不動産市況が悪化した時は、
賃貸オフィスの供給過剰が理由だったそうですが、
今回は経済が回復しないことによる需要悪化が原因とのことです。
やはり、経済の回復が大前提ですが、思うように進んでいないのが現実で
すね。ただし、世界に目を転じてみれば、アジア圏では景気が回復しつつ
あるようです。日本の景気も追いついていければ良いのですが…。
世間では激安ブームです。購入する物にもよりますが消費者の立場では
「安ければ安いほど良い!」と思いがちですが、
様々なメディアで取り上げられているように、「激安」は最終的には
デフレスパイラルに陥りますし、経済の悪化にもつながります。
売値が安いにもかかわらず、利益率を上昇させるためにはリストラが必要に
なりますよね。毎月、必ず支出がある固定費は事業者にとって、かなり手痛
いものです。最終的には雇用の悪化や学生さんたちの就職率の低下の一因に
もつながってしまっているのが現状です。
物の値段と経済状態。小学生くらいの時に、需要と供給の均衡するところ
で、価格は決定する!!って習いましたよね。。
でも、単純な事実だと思いますが、色々考えていると、頭の中はスパイラル
状態となってしまいます。