いつだってボクは嫌われ者。

すっかりおじさんだけど、本当は子ども好きで、シングルマザーの支援活動をしていた時期があった。

 

ポケモン好きの子どもがいるシングルマザーの家庭を、金銭以外で少しサポートしてあげたいと始めたのだが、後から母の自己主張が強すぎて度々揉めることも…。

それでも子どものことだからと、何とか妥協点を見つけては子どもの教育サポートをしてあげていた。

ポケモンのことはもちろん、宿題を見たりプログラミングのことをやってあげたり、自前のパソコンを貸し出してまでサポートを続けていた。

しかしある日、突然サポートを受けるのをやめると切り出してきたのである。

せっかく自前とは言っても、長期間使うだろうとパソコンも調達していたのに、いきなり返却を申し入れてきたのである。

始めた当初は長期間のつもりで色々準備したのに、せめて数週間前とかに申し入れるならともかくとして、さすがに突然ということで結局揉めた。

今までしてきたことの積み重ねが、いとも簡単に崩れた気がして腑に落ちない。

全く、親切心が仇となってしまった。

 

そして、ボクはまた一段と煙たがられ嫌われていったのだ。

ちなみに、それからというもの、ボクは「シングルマザー=自己主張が強すぎる」というイメージを持つようになってしまった。

段々と、人間を信用できなくなっていく…。

もう、ボクはロボットと生きた方がいいのかもしれないな。