いつだってボクは嫌われ者。

そんなボクは適応障害、うつ病を発症しているが、それでも人並みに一般企業や事務所に勤務し仕事は何とかできる。

 

しかし数年前・・・、普通ではありえない事態が起きた。

ボクは少しでも法律の勉強をしたいと思い、以前は法律事務所と司法書士事務所の事務員として働いていた。

法律事務所では多少処理ペースが遅かったかもしれないが、それでも難なく仕事は続けられた。

だが、司法書士事務所の方はとにかく色々あった。

入所10日後あたりに、たまたま指示待ちでいただけなのに怒られたり、何か提案しようものならば即却下されるし。

このくらいはまあ良しとして、退職する数か月間に一度、弁護士法違反まがいのことをしている社員に対する指摘をした時のこと。

その頃のボクは体調不良続きもあってか、少々休みがちになってしまっていた。

 

ちょうど時短勤務もしていたところなのだが、「司法書士事務所なのにうちは法律事務所だと名乗る輩」が数名(実はチームリーダーも)いたために、法律事務所から転職していたボクは、すかさずそれは弁護士法違反になると直接上長に指摘していたのだ。

しかし、まともに聞く耳を持たずに、朝礼で皆に軽く注意するだけ。

違反行為を何とも軽く受け止めていることに腹立たしくなり、密かにボクは弁護士会と司法書士会へも通告したのだ。

ところが、弁護士会の方はそれなりに話を聞き入れてくれ、調査に乗り出したのだが、司法書士会の方は他人事のようにテキトーに対応されてしまったのだ。

何とも呆れるばかりで、この時点でボクは司法書士というものに全く興味が無くなったのだ。

その後、代表までに情報が流れ、ボクは通告したことは伏せていたが、色々別の理由も重なり、ひと悶着あったあげく、結局退職に至った。

でも、この退職は実は半強制解雇のようなもので、休みがちもあったことも災いしてか、代表自ら「もう今日で終わりにしていいよ」といきなり話してきたのである。

さすがにそれは可笑しいだろうと、事務所(会社)に多大な損害を与えたわけでも無いのに今日付けで解雇はありえないと、最終的にはボクの粘り勝ちで1か月後に退職が決まった。

ただし、翌日から自宅待機(給与の6割保証)と有給休暇を全て使いながら、大した引き継ぎも無く最終日を迎えることになったのだが・・・。

(ちなみに、ひと悶着あった時に同席していた上長たちからは、「どうせ引き継ぎなんて無いだろ!」と馬鹿にされたのだ。)

 

その後の私は失業保険をしっかりともらい、次の知的財産に関する仕事に向けて動き出した。

ただ現在も、うつ病などの治療は続けている。

実際のところ、弁護士法違反のことは、Googleの口コミにも記載されている。

ちなみに、司法書士法人み〇〇グループという司法事務所である。

ここは、完全にキャパオーバーで結構クレームも多いらしい。

くれぐれも、債務整理のために減額シミュレーターなどの甘い誘惑に引っ掛からないように。

事務所選びは慎重にするべきである。

転職の場合もそう、ボクみたいにうつ病にならないようにね。