旦那さんが財布を落としました・・・
それ程大金は入れていなかった様ですが、IDカードやクレジットカード等は再発行が面倒なので、とにかく思い当たる場所をくまなく探せ~と鬼の形相で家から追い出しました。
しばらくして電話があり、近所のコンビニで見つかったとの事。
今日はそのコンビニへは立ち寄っていなかったそうなのですが、コンビニから数メートル離れた道端で財布を落としていたらしく、拾ってくださったご近所の方は急いでいたのでコンビニのレジの方に「近くで財布を拾ったから持ち主が探すと思うので、外で探している人を見かけたら返してあげて」と託してくださった様です。
本当にありがたや~~~
拾ってくださったのがご近所の方らしいという事はわかったのですが、お名前も連絡先もわからず、お礼も出来ない状態。
この優しい心の持ち主様に「幸あれ~」、とお祈りする事しか出来ません。
で、思い出したのが私が高校時代の話。
同級生と3人でお買い物をした帰り、やたらと分厚いパンパンの財布が落ちていました。
その財布を拾ったところ、中には諭吉さんがたっぷり入っていました
取り敢えず交番行こ~、って事で3人で走って交番へ。
お巡りさんが書類を作成する為に中身を確認したのですが、何と80万近く入っていたんです
きっと持ち主は泣きながら財布を探しているに違いない
拾った場所で探しに戻ってくる持ち主を待っていてあげた方がよかったんじゃないか、と大金を前にして段々不安になる女子高生3人
(あの頃は可愛かったな~)
お巡りさんが書類の作成を終えて、私達は帰っていいですよって事だったので、取り敢えず各々家に帰る事に。
その日の夜の内に警察から電話があって、持ち主の方が交番へいらっしゃったとの事でした。
どうやらATMでお金をおろしてパンパンになった財布が歩いている内にポケットから落ちてしまったらしく、それに気づかなかった様です。
とにかく、持ち主が見つかってよかった~
お財布に入っていた金額の何%かは拾った人が貰う権利があるそうなのですが、人様のお金ですし、私達はただ交番へ届けただけなので辞退させていただきました。
落とし物は交番へ届ける、これって結構日本人のDNAに刷り込まれていると思うのですが、これも結構な数の交番があるからこそ。
今みたいにスマホからgoogle mapで地図が見れなかった頃って、お巡りさんに交番で道聞いたりもしてましたし、結構身近な存在だった気がします。
当たり前だと思っていたこの「交番」は日本独自の制度なんですね
そして、実はこの「交番制度」って日本からシンガポールへ輸出されていたらしいんです。
1980年代に日本の警察が協力してシンガポールに交番制度を導入し、犯罪件数の減少に貢献したとの事。
シンガポールのどこに交番あるんでしょうか・・・?
こちらに住んで数年経ちますけど、一度も見た事ないです
でも今では日本よりシンガポールの方が治安が良いと思うくらいなので、1980年代の「交番制度」の導入の賜物なのかもしれませんね。
因みに、私は交番の看板がめちゃくちゃ好き
今日財布を落としたドジな旦那さんは、以前京都で見た交番の看板がナイスだと言っていました。確かに~