犬のおやつを作って販売しています。
ワンちゃん用のグラノーラからスタートして
イベントで販売。
海老名の丸井さんに出店した時。
遊びに来てくれたこどももジャムの夏目ゆみ子さん
オンラインショップを始め、
一昨年からハロウィンとかクリスマスの時に
数種類を詰め合わせた〝おやつセット〟も
販売しています。
今年のお正月には
初めてチルド商品の〝おせち〟にもトライし
販売しました。
こうして数年にわたり
犬のおやつ作りをしてきたのですが
私に徹底的に足りなかったものがあるんです。
〝売る〟という気持ちです。
曲がりなりにも商売というか
物販をしていたなら誰もが気になる
〝販売目標〟を立てることをしたことが
なかったのです
商売をしているなら当たり前な
「よし今月は○○○個売ろう！」
「目標売上○○○○○円！！」
という〝販売目標〟も〝売上目標〟も
立てずにやってきたのです
六本木一丁目駅コンコース（泉ガーデン）出店時
なんじゃそりゃーですよね。
私も今ではそう思いますが
以前は
起業して数年はそんなもんでしょ。
いつかは黒字転換するよね。
大丈夫だよねー
そんな方向を間違えたポジティブマインドで
やってきました。
こうして書いていて
自分でもある意味驚いています。
基本がなにもできてないじゃないかって。
今ビジネスを学ぶために希和子塾で
学んでいますが
学びを重ねるうちに自分でもみるみる
青ざめていくのがわかり、
グルコンでも日報でも
最初の数ヶ月は自分を開示できませんでした。
元々、手作りごはんのレッスンと
２本立てだったのもあります。
手作りごはんのレッスンや
食にまつわる個別サポートもしていて
販売はサブ（副）そんな意識があったのかもしれません。
元は物販で起業したのに。
〝売り切った〟ことがないというのは
振り返れば何もいいことはないんです。
やりきったーという達成感も
よっしゃーという充実感もないので
それに慣れてしまうんです。
慣れていいことなんて何もなくて、
指摘されて気づいたのですが
「売ります！」いらっしゃいませー
と言いながら
「いやいやいいです、買わなくて大丈夫ですよ」
という引っ込み思案な営業スタイルになるんです。
そういうマインドにどんどん引っ張られて
行くんです。
それに加えて
ご購入いただいた分だけを製造し
発送するので
最大数売れた場合を想定して
準備した材料が結構無駄になるのです。
期間限定のものでも出荷個数が読めない（読まない）から
○○個絶対売る！と決めないから
本当に無駄も多かったんです。
毎年棚卸しの時期には
ストックしておいたものを
期限切れ等で大量廃棄することもあり
無駄だなあ
でも製造業はそういうものでは？
よし来年こそ
来年こそとやってきましたが
だんだんつらくなってきたのです。
なんのためにやっているのかさえ
わからなくなってしまい。
そんな時に桜井希和子さんの
希和子塾に入ったのです。
まず言われたのは「どうしていきたいの？」
それにさえ答えられず
「えーと、えーと」ばかり繰り返して
結局答えられませんでした。
自分のビジネスなのに即答できなんて
自分はどうしようもないんじゃないかって
落ち込んでね。
希和子塾は一筋の光なのに
その光さえ消えてしまったように思えたのです。
どうしてそこまで疲れ切ったのか。
私はビジネスについて
その仕組みについてわかっていなかったのです。
起業セミナーや講座にも通いました。
コンサルもずっとお願いしていましたよ。
なんでかはわかりませんが
多分私の勉強が足りなかったのだと思います。
希和子塾で本気になったのか
マッチングしたのか。
とにかく一から学ぶつもりで取り組むと
知らなかったことがわんさか出てきました。
すっかりダメだモードの私に
「やりたくないことはやらなくていい」
「やれることとやりたいことは違う」
そう言われてしゃっきりしたんです。
まるで枯れかかった花に
新鮮な水をかけてもらったようでした。
そうか！！
それでか
自分の心を重くしていたものの
正体がわかってホッとしたのです。
一方でいいのかな？
本当に手放していいの？
本当にやめちゃっていいの？
迷った末レッスンを手放しました。
それからです、
瞬間氷結のようにフリーズしていた
思考が動き出したのは。
じゃああれやってみようかな？
これはどうかな？
やりたいことが先行する私に
まずこれだよ！と課題が出されたのです。
「わんこのお花見おやつセットを売り切ってください」
売り切る体験が必要だからと。
売るのは苦手
告知も苦手
買ってというのも苦手
告知する回数も少ないし
告知の時期も遅い！
一人一人に声をかけるのなんて
〝押し売りでは？〟と思っていたし
苦手なんてもんじゃなく
できるなら避けて通りたい。
そう思ってました。
だけど今回の課題は、
ただの課題ではなかったんです！
なんだろ、いわばテストみたいなものでした。
今回はすごく特別な販売だったんです。
レッスンをやめたり、
私自身の変化とともに発信も変化し
お客様像も変わりつつあると感じていました。
徳光さん変わりましたねと
離れていった方もいたし
一度離れて戻ってきてくれた方もいたり
もちろん新しくきてくれたお客様もいて。
〝課題〟なので売り切るまでの日数も
あらかじめ決められていました。
いざやってみるとこれまでと全然違うんです！
告知しても
ブログやメルマガで記事にしても
なかなか売れず！！
コロナなのかはたまた。。。
おやつは20個から数個売れたあとは
動きません。
焦るし〝売る〟ことがこんなに苦しいなんて
今まで知らなかった。
あまりの売れなさに
そんなに魅力のない商品なのかと
泣きたいくらい落ち込んだ日もありました。
途中、あることで希和子さんから
注意を受けたりしてメンタルは最低最悪。
これは起業に向いてないってことなのか
もうやめたほうがいいのかなと
さらにどん底まで落ちてもがいていました。
でも売らなきゃならない！
悔しさもあるし最悪なメンタルでも
仕事は仕事！
気持ちを切り替え
お客様へ連絡はしていました。
ありがたいことに
連絡をするとすぐに反応のある方もいてね。
販売開始に気づかなかったり
忘れていたという方もいて
連絡を喜んでくださる方もいて
そのことにずいぶん励まされました。
自分がネガティブになって
目線が下を向いていた時は
見えるものが限られていたけど
目線が上り視界が広がれば
そこにもあそこにもファンがいてくれたことに
気付けたのです。
今までこちらから声をかけるのは
〝押し売り〟みたいでいやだなと
思っていたけれど
「いってくれなきゃわからない」という方に
繋がれたのはありがたいことでした。
そういえば昨年から欠かさず買ってくださる
お客様はオンラインショップの存在も
ブログも読まれたことのない方でした！！
屋台のラーメン屋さんも
金魚売りも（最近は見ないけど）
自分の存在を知らせる口上を述べて
売り歩いています。
かたや私は！？
そんな基本の「き」さえ気がつかずにいました。
物販の基本なのにね。
それにしても買っていただいて完売したら
気持ちが今までと全然違うんです！
チョー気持ちがいいのですー
この気持ちをずっと味わい続けるのが
起業の醍醐味なのだと
ようやく気づくことがきました。
次回「わんこの七夕おやつセット」
６月中旬に販売します
ご案内出来次第おしらせしますね
どうぞ楽しみに
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