bitter and sweet

bitter and sweet

駆け出し保健所PHN。

Amebaでブログを始めよう!

ゴメが保健師になって、はじめて受け持ったALS患者さんが、亡くなりました。




球麻痺症状は進んでたし、気管切開も胃ろうもしたくないと言ってたひとなので、長くはないと思っていたけど。診断を受けてから、1年と2カ月ちょっとのおつきあいでした。




延命処置を希望しないALS患者さんは、残りの人生を駆けぬけてくみたいに、みえるよ。



進行が、はやい。



「皆に大事にされて、良くして貰って、幸せな人でした」と、残された人は言う。



ケアマネでもない、ゴメの関わりなど微々たるものではあったかもだけど。






死の1か月前になって、やっと導入できた意思伝達用PC「伝の心」が、ゴメをお部屋でぽつんと待っていた。

TVのチャンネルを、やっと動く右手で、一生懸命操作して喜んでた姿。

亡くなる直前は、声を出すこともできなくて。意思表示は全て伝の心頼りで、スイッチをずっと放さなかったそう。

苦しかったと思う。

体格が良かったひとなのに、骨壷におさまってしまうと、あたりまえだけどちいちゃくて。



ベッド上からみるTVが唯一の楽しみで。小さな6畳のお部屋と、いやいやながら行くデイサービスと。


おっとりした奥さんと、元気なお孫ちゃん。


それだけがあのひとの世界だったな。




ゴメは、その世界に、何か残せたのかな。




聞けるものなら、聞いてみたいよ。



いまはもう、くるしみのない世界にいるあなたに。







ゴメはきました今日もきた

この岸壁に今日もきた

とどかぬ願いと知りながら

もしやもしやに、もしやに、ひかされて。





ウォーこんな精神状態で、校正なんぞーできるかーーーーー!!!!

明日ひっちゃくとか、

どういうスケジューリングなんじゃー!!!!!












ああ風よ、心あらば伝えてよ。

彼の人思いて今日も又、どとう砕くる岸壁に立つゴメの姿を。



                     

                  

のぼる気も失せ蜘蛛の糸。





ほんとうは、




わるいお人で、あらしゃりますか。





・・ええ、アリプロ好きなんです。年甲斐もなく。。

投稿していた論文が、日の目を見ることになりました。

とある専門誌に載ります。

書くまではずいぶん辛かったけど、いまはこの一本に救われてて。

査読委員会からダメ出しきたときは(今にして思うと、メジャーリビジョンとゆうやつなのね。)、

心身共にオチてた時なので、

もう書くまい。書けまいと思った。

「指摘されるのは、見込みあり。必ず、世に出しなさい」と叱咤してくれたお師匠、マジ天使。

もう何もかもいいかなぁって思ってたとき、アクセプトのお知らせがきた。

女の人生では、リジェクトくらったけどね!

マイナーですが商業誌なので、そこそこ大きな書店なら並ぶかな。

自分が書いたものが、活字になるのは、うれしい。

それは、伝える快感かなぁ。

何にも無かったこの一年で、ひとつだけ。

ゴメが手に入れた「かたちあるもの」かなぁ。

こういうことしたがる女だから、ダメなのかなぁ。







ほんとうは。






    こわいお人で、あらしゃりますか?