僕からのお願い。
俺が高校生の頃。
足の人体をやっちまい、まつば杖で二週間過ごしたときのこと。
電車通学をしていた俺は初めて席を譲ってもらえると、ドキがムネムネしていた。
しかし一度も席を譲られることはなかった。
最後の方はくやしいから優先席の前に立った。
しかし譲られなかった。
俺は高校生ながらに思った。
日本は腐ってる。
と。
それから決心した。
俺はこれから席を積極的に譲って行く。
俺と同じ思いをさせる奴はいてはいけない。
その日からはサラリーマンたちの椅子取り合戦に参加することになった。
俺が座らないと他の奴は誰も譲らないと思っていたから。
それはいまだに続いている。
だが、よくあることなのだが、親切にされてるのは分かるのだが、やめて欲しい人種がいる。
俺が席を譲って断るといった人種だ。
なれない笑顔で、譲りますよ。と言ったら笑顔で、いいですよ。と返してくる。
そうゆうときの俺は、屈辱を味わうことになっているというのを彼らは知らない。
席を譲って断られた俺、勇気を出して立ち上がった俺、慣れない笑顔の俺、100%の善意の俺。
それらを一瞬で無意味に変える言葉。
いいですよ。
いいですよ。
いいですよ。
僕からのお願いです。
席を譲られたら断らないでください。
断られた後の僕は、どうしたらいいのか分からないのです。
いえ、いいですからお座りください。
と言って無理やり座らせればいいのか。
あ、そうですか。
と言って惨敗気分でそのまま席につくのか。
このくだりはエンタみたいにはいけませんよ。
ほんとどしたらいいんですか。
はっきり言って困ります!人の善意を無駄にしないでください。
断られて席についた後、もう次の人に譲る勇気がありません。
椅子取り合戦敗者達の目線も怖いです。
あいつが座らないんだったら俺に譲れ、みたいな。
怖いんです。
このメッセージを聞いた高齢者、その他譲られるべき人たち。
お願いです。心からのお願いです。
席を譲られたら、断らないでください。