痴漢捕まえた2 | voice

痴漢捕まえた2

そこは新宿埼京線ホーム。

学校の帰り。

タバコを一服。


やっぱりマルボロだね。


そう思っていたら電車到着。


先頭の車両に乗った。


電車は混んでいた。


乗った瞬間に気づく。



この電車なんかおかしい。



空気がおかしかった。周りの人も何これみたいな空気を悟ったはず。


俺は直感で気づいた。




痴漢がいる。



でもどこでやってるかわからない。





必死で探してみる。







気分はゲームでボスの手前の長い廊下にいる気分。

この先に何かいるのは分かるがどんなやつでどれくらいやばいのか…




おっさんたちが変に固まっているのは分かった。







そのおっさんの塊の中央に女の人。







やばいんじゃねぇの?





これって…














集団痴漢!?















中の人がどうなってるかおっさんたちに囲まれて全く見えない。


概算30人くらいのおっさん。


足が震える。


何か言わなきゃ。


俺がやらなきゃほかのくそみたいなやつは何もしない。


声を出そうとした瞬間頭をよぎる。








俺一人で何が出来る?

こっちは俺一人。あっちはおっさんといえど30はいる。

でも女が!

どしたらいいんだよ。

でもこいつら捕まえてもちゃんと痴漢の現場をみないと、痴漢をしてるか確認できないと後々めんどくさいことになる。

確認しなきゃ。

確認を。

確認を。






俺はおっさんたちの輪に入り必死で触ってるかどうかを確認する。

周りから見たら俺も痴漢か。

でも人がどう見ようが関係ない!


俺は心を決めていた。


しかしおっさんたちの圧力はハンパがなかった。

結局押し出され確認失敗。









どうするか。


とりあえず仲間がほしい。










そう思いとなりのサラリーマンに声をかけるが無視された。

というかきまづい感じで下を向いかれた。











ほんと腐ってんな日本人は!





俺一人でやる。







さっき中に入ったとき主犯格っぽいやつの顔は見えた。

何人かの顔も覚えた。主犯がスーツのイケメンであとめがねAボーイ。

まず主犯をやる!


でも実際怖い。

でも何か言わなきゃ。

でも怖い。


何かいわなきゃ。

何か言わなきゃ。

何か。。












お前ら何やってんだー!














ぁ~いっちまったぁ。ぜってぇやばいことになるよ~。




























思わず下を向く。

目線が俺に向かってんのが分かる。



目を上げるとおっさんたちは一歩ずつ後ろへ下がってる。









俺の言葉にびびったんだ!俺すげぇ!









そして女が表れた。女の服はほとんどはだけていた。

きまづそうに俺に背を向けながら服を着ようとしている。

パンツも下ろされ、乳首も見えていた。


それを見ても俺の性欲はかきたたれなっかった。


あまりにもあわれで怒りがこみ上げてくる。


そして主犯の方をつかみ




あなたを次の駅で警察に連れて行きます。いいですね。





自分でもびっくりするくらいキマッていた。




すると主犯が口を開いた。

























空気よんでほしいよね。











いやぁこの子俺の連れだからさ。













怒りに満ちた俺はその言葉に一切耳をかたむけなかった。


そしてタイミングよく赤羽に着きドアが開いた。


俺はもう興奮しきっていて何も考えるまもなく言葉がでた。































ふざけんな!空気読めてないのはお前の方だろ!

がたがた言ってんじゃねえよ!

誰かこいつを

連れ出せぇ!



















俺には仲間がいないのにこんな言葉を出してしまった。

恥ずかしくなった。


しかし4・5人の大人たちが思いっきり主犯を引き釣り出してくれた。

主犯は必死で空気読め空気読めと叫んでいた。


俺は安堵感に浸った。


俺は一人じゃない。










もう一人やるか












調子に乗りに乗った俺はめがねAボーイの肩をつかみ、叫んだ。








こいつもやってたぞ!









するとまた何人かの男が現れてめがねAボーイを連れ出してくれた。


二人の変態はホームでがんじがらめにされていた。


すぐに警察が来て事情聴取。

俺は大体のことを話し電話番号だけ教え家に帰った。









何日かして警察から電話があった。





川崎さんですね?





はい。





先日はご苦労様でした。




いやぁ大変でしたよ。


で、彼らどうなったんですか?




いやぁそれがですね。




はい。




あ、ほんとに感謝してるんですよ?こちらとしても。





ええ。






あれ実は痴漢プレイだったようで。


















え?
















女の人も謝罪してましたよ。




















ええ!?




















お疲れ様でした。


















じゃあ、それじゃあ

























空気よめてなかったたのって























俺じゃん!!!