続・輪廻転生
翌晩、カ-ク・メイナ-ドが群れからやってきました。彼は左の翼を引きずりながらやってくると、ジョナサンの脚もとにくずおれたのです。
「助けて下さい」
「この世のどんなことよりも、僕は飛びたいのです」
「では、一緒においで 地面から私と飛びあがるんだ。そこからはじめよう」
「ジョナサン、おわかりにならないのですか?。この翼です。これが動かせないんです」
「メイナ-ド、きみは、たったいま、この場で、真の自分に立ち返る自由を得たのだ、なにものもきみを邪魔だてできはしないのだよ」
「・・・ぼくが飛べるとおっしゃるのですね」
「きみは自由だと言っている」
「JONATHAN LIVINGSTON SEAGULL」Richard Bach
向きあった相手の前世や、魂の色・・・魂が話す言葉を見たり聴いたりする事が出来る不思議な方にお会いしましたと以前に書きました。ご縁があって、みたび、鳳成さんにお目にかかる機会を得たのです。
「前世を知りたいですか?」
「・・・いいえ」
三度お伺いして、わかった事ですが、「前世を知りたいですか?」と鳳成さんが自らおっしゃる事は滅多にない事・・・否、むしろ、「教えて下さい」と言われても、ただ笑っている事の方が多いような・・・
では どうして?
「どうして、私に前世を知りたいかと聞くのでしょうか?」
「前世を知る事が、現在のより良い生き方に必要な時だけ、お伝えしています」
「貴女の前世は火消しです、指揮をとる姿が見えます。血の気が多く、情に厚い。仲間の為なら自らを省みない・・・炎のような気性の持ち主です。炎を見ると自制心が揺らぐので、炎と赤い色はタブ-です。気をつけて下さいね」
・・・成る程それで、教えて下さったのかぁ・・・でも、それなら血の気が多くて喧嘩っ早いのは直らないのかしら?・・・思えば、後先考えずに突進して何回痛い思いをしたことか・・・とほほ
生れつきじゃなくて、産まれる以前からなのか・・・喧嘩っ早いのは私のせいじゃないと喜ぶべきなのか否か・・・複雑な心境のごま子なのです。
もしも前世を知る事が出来るとしたら、貴方はそれを知りたいですか? ごま子
一期一会
「人と人との出逢いが、かけがえの無い縁を創るように、物を生み出す人と、その想いを受け取る人達の間を繋ぐ事で、物に籠めた「想い」の橋渡しが出来るのなら・・・
こんなに素敵な事はないと思うんだよね」
そう言って、にっこりと笑った大竹さんの柔らかい面差しを、ごま子は今でもハッキリと思い出す事が出来るのです。
三年前の初夏 私は、どうしても「越後の鶴亀」が欲しかったのです・・・
期日は二日後・・・
その当時、取引のあった酒屋さんに片っ端がら電話を掛けました。皆さんの答えは素気無く「鶴亀の取り扱いはございません」との事。藁にも縋る思いで掛けた電話に「う”う~ん 少し待ってね」と答えて下さったのが、大竹さんでした。
二日後、届いた鶴亀を見た途端、涙が零れた事、きっと、ずっと忘れないでしょう。
越後の鶴亀は、今は亡き恩人が好んだ日本酒です。命日には、どうしても・・・どうしても、鶴亀を持って行って故人と一緒に盃を交わしたかったのです。
手違いにより、用意してあるはずの鶴亀がないという事が判ったのが、すでに二日前だった・・・という次第で、前述の事態となったのです。
普通、自分のお店に取り扱いのない酒を、しかも一本だけ他所から取り寄せる・・・など、もうけの出ない事を引き受けて下さるお店はそうないのではないでしょうか?
「どうして?」
大竹さんは こう答えてくれました。
「お客様がいて、僕達は、お客様が望んでいる物を手に入れてあげる事が出来る。これが、自分にとって、どんなに幸せなことか・・・・解るでしょう?
だって 料理する事も同じでしょう?
それって、損だとか得だとか・・・そんなことじゃないんじゃないのかな?」
・・・・その通りですね
故人の命日が近づいてくると、大竹さんのあの笑顔を思い出すのです。
ごま子
リカーショップ オオタケ http://www.arkworld.co.jp/otake
お酌厳禁!!

「後悔するなんて まっぴら」
「もしも人生をもう一度始めからやり直せるとしても、たぶんこの仕事を選んでいると思う」
「ロマンチックに生きようと決めた理由」 永井 宏 編
こんにちは!毎日よいお天気ですね。満開の桜もそれはそれは綺麗でしたが、ごま子は はらはらと散りゆく桜もまた美しいと思うのです・・・
「幻の日本酒を味わう会」は、日本酒をたくさんの人に楽しんで貰いたい。もっともっと好きになって欲しい・・・そんな想いで発足した会だそうです。
会則はいたってシンプル
「各自で適量を楽しみながら飲む事」
「自分で酒盃に注いだお酒は、残らず飲み切る事」
お酒が生まれた風土や歴史を知り、お酒を造る方達のお酒にかける想いやその努力 その苦労を知る・・・
お酒には、そのお酒の一本一本に、それぞれの物語があるのです
この会では、飲み会でよく見るお酌をしたり、されたり・・・と いった光景を見る事はありません。皆さん 月ごとに蔵元さんから取り寄せた数種類の日本酒を嬉しそうに、楽しそうに召し上がっています。
時には、蔵元から杜氏さん自らが会に参加して下さり、様々な話しをして下さいます。
・・・内緒ですが、熱い想いを語り出したら止まらない方もしばしば・・・
薫り高く、並々と注がれた酒盃を目の前にして
「(小声で)・・・師匠 師匠 何時になったら飲めるんでしょうね?」(子)
「(同じく小声)そんなの、お前話しが終わらないんだから無理だろぅ?」(ご)
「わかってますけど・・・あっ!足がつった!」(子)
・・・蔵元さん杜氏さんごめんなさい。時々不真面目ですが、何時も素敵なお話しと、心のこもった美味しいお酒を大切に頂いています。
今月の日本酒は佐渡の「北雪」です。この会の主旨に賛同して、協力して下さるのは、住吉にある「門倉」さん。以前も紹介しましたが、店主のご実家の篠島から美味しいお魚が届きます。
美味しいお酒に美味しい料理。うう゛~ん シアワセ
さて、今月のお酒からはどんな物語を聞く事が出来るのでしょうか?
どんな出会いがあるのでしょうか?
「お酌厳禁」とは少し厳格すぎるかな・・・と思う貴方
何もそこまで四角四面に考える必要はないのです。
何時ものお店でいつものお酒・・・あるいは何時ものお酒をご自宅でご家族と・・・
そんな寛ぎのひと時の素敵なパ-トナ-の事。少しだけ調べてみてはいかがでしょうか?
あるいは、お店の方達に聞いてみるのもいいのでは?
人の数だけ想いがあり、歴史があるように、お酒にもまた歴史があり、そこに懸ける想いがあるのですから・・・
素敵な時間を過ごせますように
ごま子
篠島の美味しい魚 「門倉」 052-263-8741 日曜・祝日休み
