台湾の世界的な映画監督
ホウ・シャオシェンの『レッドバルーン』を観ました
アルベール・ラモリス監督の
『赤い風船』へのオマージュですが
中身は全然違いました
この作品の一般評価は
退屈か傑作のどちらかにきれいに分かれるようで
とにかく
何でもないカット、カットの積み重ねがキレイなんです
自分自身、映画を撮ると
ついつい台本を追ってしまいがちなんですが
本にはないであろう
情景のイメージや
魅せ方が洗練されていて
何とも言えない
心地よい雰囲気が漂ってくるんです
あとは
子供の演出が素晴らしい
これは『赤い風船』にも共通するところで
生き生きと
子供らしく
それだけである種の感情がわいてくるような
不思議な映画です
ただ、退屈な日常を描いた映画であることも確かです