やればできる!
3年9ヶ月以上前に、
舌がん(ステージⅣ)の手術で、
舌のほとんどを切除しました。
その部分を埋めるべく、
お腹の筋肉(皮弁)を
口の中に移植しました。
移植のために左下の奥歯を
すべて抜歯しました。
そんなこともあり、
いろいろなものを食べるのが、
とにかく大変です。
※ 舌がんの闘病記、
手術後の後遺症などについては、
舌がんがテーマのブログ
4月19日~25日に
詳しく書いてあります。
退院して少し経ったころ、
スパゲッティを食べたときに、
舌(皮弁)が上手く動かないこともあり、
麺を噛みきれず(そのため飲み込めず)
大変な思いをしたことがありました。
なので、その後、
パスタを食べるときには、
マカロニやペンネを選んで
食べるようにしていました。
それから3年以上、
スパゲッティを食べることは
ありませんでした。
ところが、きょうの昼食に
何を食べようか悩んだとき、
家にスパゲッティ(1.6mm)と
レトルトのパスタソースがあったので、
チャレンジしてみようと思いました。
スパゲッティが軟らかくなるように、
指定より少し長めの時間で茹でて、
アラビアータというソース↓を袋ごと温めました。
あとは、ソースを麺にからめて、
添付の乾燥パセリを
ふりかけたら出来上がりです。
フォークとスプーンを使って、
フォークでくるくる麺を巻き取って、
口の中に入れてみました。
右側の奥歯で噛んで、
たやすく飲み込むことができました。
自分でもビックリです。
以前、スパゲッティを食べた頃に比べると、
その後は、いろいろな食べものに
チャレンジしてきて、
もっと食べにくいものも
どうにか食べてきました。
そのため、
咀嚼(噛む)機能や
嚥下(飲み込む)機能が
アップしてきた
からだと思います。
以前、食べることの
診断や治療でお世話になっている、
摂食嚥下リハビリ科のドクターからは、
いろいろなものを食べることによって、
食べる機能がアップしますから、
偏食しないで
どんどん食べてくださいと
言われたことを思い出しました。
何度もぼやいている味覚障害と違って、
食べることによって障害が改善するのなら、
もっと
がんばってみようと思います。
ちなみに、きょうの味覚障害の調子は、
やや上向きで、
香辛料が利いたトマトソースの味を
かなり忠実に味わうことができました。