今日はいつもより早く起きて
バタバタと準備をして。
おでかけおでかけ。
帰りが遅くなってもいいように、と
夕飯のお米を洗って準備して
おでかけ前に大金をおろしに行き、
予定時間5分前にはマンションロビーで
おでかけ相手を待つ。
あータンも大人しくベビーカーに
乗ってくれた。
完璧だ。
今日の私は完璧すぎる。
10月のハワイ旅行に向け、
家族3人分のパスポートを申請するべく
お付き合いしてくれるという
そうチャン親子と一緒に銀座へおでかけだ。
パスポート申請してー
ランチしてー
ウィンドウショッピングしてー
松坂屋の屋上でキッズを遊ばせてー
うん、完璧な1日だ。
朝からゴキゲンなキッズを連れて電車に乗り込み、
車中は多少ワガママを言われたが無事に銀座到着。
最初の目的地に着くまでに
キッズたちは仲良くまさかのお昼寝。
申請中にいつものごとくギャーコラピーコラと騒ぎ、
母がてんてこまいになる予定を組み込んでいたので
このまさかのお昼寝に
あぁ、神がおりた、と確信。
お昼寝キッズをかをりチャンに預け、
早速申請書類のチェックをしてもらう。
え。
え?
書類が違う?
え?あ!母子手帳も忘れた!!
本日の最重要イベントは
開始1時間弱にして未完のまま終了。
予定していた「完璧な1日」が
音をだして崩れていった。
え?
パスポート作るのに必要な料金も
受領の時で良かったの!?
え?わざわざ早くにおろしに行ったのに?
・・・無駄足につぐ無駄足。
いや、自分が悪い、全て。
いつもいっつも
どこかしらぬけてる自分が悪い。
自分のアホアホさに心の底から
ガックリクリクリ クーリクリ。
と、少々心に傷を負っていたものの
キッズたちがお昼寝しているチャンスを逃す手はない、と
予定を繰り上げ早速お買い物へ。
今月はすでに色々買っちゃってたので
「見るだけ、見るだけ。」
と念じながら店内をまわっていたのに
気がつけばワンピースを購入。
ま、とても気に入ったので
これは良い予定外、ということにしておこう。
野菜がおいしい「農家の台所」というお店で
ランチバイキング。
あータンはお店で大人しく座ってくれはしないだろう
という予定は・・・そう、予定通り。
想定内。想定内。
そこへ追い討ちをかけた
まさかの食事中のウンコチャン攻撃。
想定外、想定外!
まぁ、でも、
まぁ、しょうがない。
たまに横から
鼻をつくような香りがするものの、
食事はおいしく食べれたので良し。
母は強し。
食後にデパートに寄り
かをりチャンの買い物を済ませ、
予定通り松坂屋へ。
銀座唯一の屋上遊園。
こぢんまりとして
置いてあるゲームも乗り物も
少し年代を感じさせるものが多かったが
キッズたちには充分すぎるほどの
魅力的なパークだったらしく
思いっきり楽しむ彼らの姿を見て
ま、今日は今日で良かったのかもな、と
自己暗示。
同じ車に乗り込む二人。

「うわぁ~、運転手がそうチャンでー、あら、あータンは後部座席?あータンったらお嬢様みたいね~。はい、二人ともこっち向いて~」
とキャっキャ騒ぎながら写メを撮る母たち。
お、いいの撮れたね~。
と写真を確認したのちに
私はハっと気付いた。
あ。これパトカーやん。
あータンお嬢様やなくて逮捕やん。
キッズも大人も楽しんだあとは
もう一度お買い物へ。
おっと。その前にキッズたちティータイム。

「かんぱーい。」
なんだか今日は仲がとっても良かった二人。
人差し指ツンツンってETごっこしてたり
何度も何度も乾杯したり
手を握りあったり。
最近の若いもんは積極的。
親も見習わなければいけないようだ。
乾杯ごっこが楽しかったのか、
いつも買い物中ベビーカー上で騒ぎだすあータンが
まさかのゴキゲンキッズ。
鏡を見せているだけなのに
キャキャキャ、キャキャキャと大笑い。
へー。こんなこともあるもんだと
この奇跡に感謝しお買い物を楽しむ。
買い物を楽しんではいたが
やたらと楽しそうなあータンが少し気になり
「あータンあータン、なーにがそんなに楽しいのー(´▽`)?」
と顔をのぞき込んで
母、顔面蒼白。
「ちょっとアンタ!!なにやってんの!!!??(怒)」
あータン 「ゴトゥゴトゥゴトゥ っペ(´∀`)」
こともあろうに
彼女は持っていたお茶で
上手にうがいをし
お茶が自分の口から
滝のように流れていく様を
大きな鏡で確認し大爆笑していた。
バッカじゃないの!?バッカじゃないの!?
服はもちろんベビーカーまで水浸し。
せっかく見つけた
オモロイ遊びをとりあげられたうえ、
ドッカーンと叱られたため
母が洋服やベビーカーをタオルオフするのを
GIAで激しく抵抗。
*注釈*
GIA:「ギャー!イヤー!アイテー!」
タオルはポポイのポイ。
もう、アホの極みだ。
振り返れば
アホな1日の始まり、
(私のせい)
散々な1日の終わり
(アホのせい)
それでも今日は今日で楽しかった。
それでいいじゃないか。
あとは帰ってゴハン食べて
風呂入って寝るだけだ。
帰宅して夕飯の準備にとりかかる。
まず炊飯器のスイッチを押した。
外出後の夕飯の支度は
全く気が乗らないが
誰も代わってはくれないので
私がするしかない。
ゴハンの炊き上がり時間に合わせて
おかずをドンドン作りあげていく。
順調順調。
最後に、
じゃがいもを茹でるために
お鍋にサーバーからお水を注ぐ。
水。
・・・・水。
・・・・水?
・・・・・水!!!!!
私は炊飯器まで飛んで行った。
炊き上がり時間まであと8分を表示していた。
私はなんのためらいもなく
思いっ切り炊飯器を開けた。
そこには
水を入れ忘れた釜に
「あっつ!水ねーし!あっつ!!」と
騒ぎ立てるお米たちが私に睨みをきかせていた。
記事冒頭に戻りましょう。
『帰りが遅くなってもいいように、と
夕飯のお米を洗って準備して』
洗っただけ。
水入れなきゃ、そりゃ炊けんわ。
そしてまた私は
本日2度目の
自分のアホアホさに心の底から
ガックリクリクリ クーリクリ。
することとなった。
これが弱り目に祟り目物語だ。