能登半島地震の被災者の皆様、各地の災害被害者の皆様に
心からお見舞い申し上げます。
阪神淡路・新潟県中越・東日本などの震災では、避難所は
7か月後にはほぼ解消しているという数値データがあるよう
ですが、能登半島ではいまだに150か所以上で、車中泊や
農業テント暮らしの方に、水すらまだ使えない方や食事さえも
ままならない方が多くおられるというのに、政府は一体何のために
存在しているのでしょうか?
早く万博のムダ金を止めて、その資金や労力を被災地の国民の
ために使えばいいのに…。
しかも、原発建設費を電気料金に上乗せすることを経産省が
検討、と信じられない暴挙の報道をみましたが、あなたたちは
頭が変なのですか?と問い糺したい気持ちです。
何とかして早く政権交代が出来ますように!
<合唱>について思うこと、最後に、ず~っと憧れている
音楽教育についてお伝えします。
〇シュタイナー学校
〇分離唱
<シュタイナー学校の音楽教育>
<シュタイナー学校>って、ご存知ですか?
オーストリア出身のルドルフ・シュタイナーという哲学者が
創始したドイツの学校で、自由ヴァルドルフ学校という名前が
元々正式らしいです。
日本でもシュタイナー教育の学校が各地にあるようです。
お嬢さんをその学校に通わせた子安美智子さんとそのお嬢さんの
著書で日本に紹介され脚光を浴び、私も拝読し、その教育理念や
方法に驚き感動したのですが、一番うらやましいなと思ったのが
音楽の授業、教育でした。
様々な授業中にも歌を歌ったりリコーダーを吹いたり絵を描いたり
という総合的な教育システムになっています。
学内オーケストラがあり、入学と同時に全員がなにがしかの楽器を
履修することになっています。
オーケストラとコーラスの活動は授業でも必修です。
そして、魂の成長過程に合せて、モーツァルトのオペラ<魔笛>を
1年かけて全曲体験する、シューベルトやベートーヴェンの作品も
全方向で体験する(歌う+鑑賞する)という授業をしているとのこと。
コーラスでは、あらゆる時代や国の作品に触れ、最初は目立つし
歌い易いメロディーパートを希望するけれど、その内に、下で
支えるバスパートや中を取り持つ中声部などの難しさを楽しむ
流れが出てくるようだと…。
そして、その音楽教育の賜物と思いますが、心底うらやましいと
思ったことが、合唱についての記述でした。
どこかで誰かが歌い出すと、周囲の生徒達がハモリだすのだそう
ですが、誰がどのパートとか決まっていないので、最初は適当に
混雑状態なのが、少しすると自然にバランスをとってまとまった
合唱形態に出来上がっていく、と…。
凄いです。本当に羨ましいです。
<分離唱>
小学校の音楽教諭をされていた佐々木基之先生という音楽家の方が
考案された教育方法です。
三和音をピアノで弾いて、その中の一つの音(真ん中の音)を歌うという
シンプルな方法で、耳を開いて自分の声が和音の中の響きに溶け込んで、
その中に一体化するのを感じるという形の音感教育?です。
<耳を開いて心までー分離症のすすめ>というご著書で紹介され、
こちらも拝読して憧れました。 残念ながらご指導を受ける機会は
ありませんでしたが、やってみて何となく感覚を味わうことは出来ました。
この教育で何が凄いかといいますと、この方法で学んだ子供達が(それまで
音楽の授業なんて、だったのが)どんどん変わり、音楽の時間を楽しみに
して意欲的にコーラスしたり、休み時間にはピアノの前に行列が出来て、
習ってもいないピアノを弾き出した、という本当に素敵なお話でした。
どちらにも共通することは、他声部を聴いて一体化する、ということが
ハーモニー・調和ということで、各自が自分のパートを覚えて正確に歌い、
指揮者がまとめて芸術作品として仕上げる、というのとはちょっと違うかな?
と思うところです。
最後に、合唱に関しての一番の願いは、どのパートでも歌っちゃうよ
という方達と、コーラスサークルの為に買い揃えた大量の楽譜在庫を
片っ端から初見で歌いまくりたい、です。 叶わないだろうなあ…。
では、また。