学生、就職浪人の方に是非読んでいただきたいのが、石田衣良さんの「シューカツ!」
ヒロインの鷲田大学3年の千晴が、仲間6人とともに就活プロジェクトチームを結成し、共に難関のマスコミ合格を目指す!というストーリーです。
私も一時、人事を統括する総務部に所属していた事もあって、企業側の苦労とかは知っていたつもりでしたが、学生側の立場、意識で考えた事があまりなかった気がします。
この本では、私と同い年の作者が、相当に取材を重ねたのか、学生の側に立った視点でストーリーをまとめあげていて、実際、同じ立場に立った学生の微妙な心境がわかるような気にさせられる本です。
私にも同じ立場に立つ家族がいますが、今までとは少し違う目で見てあげられる気がします。
そういう意味では、親としても是非読んでいただきたい一冊といえます。
ちょっとだけ、ネタバレするけど、元気で真面目なヒロインの次のくだりが笑えました。
とはいえ、通しで読まないと、伝わらないかもしれませんが。。。
以下、抜粋。
血液検査だ。かなりの太さの注射器に丸々1本分、血液を抜かれてしまった。千晴は目をそらして、痛みをこらえながら腹の底で考えていた。
(こんな痛い目にあって、血までたっぷり抜かれたんだ。内定をもらわなきゃ、絶対に納得いかないぞ)
