お久しぶりです。ちょっと硬い話ですので、ご了承くださいませね。

 

外出自粛が正式に始まって10日が経ちました。最初の頃にはトイレットペーパーやクリネックスなどの買い溜めのために商品が棚にない事がありましたが、再三の食料品・医療品は在庫が十分にありますという報道で落ちつきました。ホームオフィスで働く人、働けない方々の補償方法も明確に成りつつあります。学校は当面休校で、教育委員会はどの様に対処していくか正念場でもあります。不要不急の外出は自粛するように再三報道されていますが、生活する為の食品・医療品は買いに出ることができます。

 

 

こちらは連邦政府の公告(国民への訴えです)。あちらこちらに貼られている他、ラジオ・テレビでも再三注意を促しています。公用語で書かれていますが、希望者にはその他10言語ほどダウンロードができます。

 

東京も感染拡大を懸念して、外出自粛が小池都知事からだされましたね。人口の多い都市では難しい事だと思いますが、出来る限り自粛して頂きたいです。もっとも危険なのは、感染しているのに症状が全くない方々…ご本人も全く気づかないうちに、人にうつしています。

 

外出自粛は自分の為だけでなく、人の為でもあります。

 

今回のコロナで浮かぶのは、呉越同舟…グロバリゼーションが進むなか、敵も味方も同胞も同じ地球号に乗っているという事が否応なしに明かになりました。国境を閉鎖しても、生活をする上で完全に締め出すわけには行きません。ヨーロッパの多くの国で人の行き来きは自由になっていました。国境を越えて働きに来る人もこの国には多くいらしゃいます。 その人達が来れなくなると、様々な社会生活に支障がでます。食品にしても、原材料を他国に運び完成品を輸入するシステムが出来上がっています。

 

友人が未来の歴史では、BC/ADだけでなくBC(コロナ前)/(AC(コロナ後)という括りが出来るのではと言っていました。あながち空想ではなさそうな感じです。

 

記録にある限り人類が遭遇した最初のインフルエンザの大流行だそうである。当時の世界人口の27%が感染し、感染者の10〜20%が死亡し、人類史上最悪の伝染病の1つとなっている。 日本では、当時約5500万人の人口に対し、39万人亡くなったそうです(Wiki参照)。 当時の交通網や人的交流を見るに、世界規模の流行が瞬く間に起こり短期間に多くの命を奪ったのは驚くべき事。 現在は当時よりずっと医学も発達し医療制度も良くなっている…但し、グロバリゼーションが進んでいる。

 

そして残念ながら、未だに感染者数を表すグラフには連邦政府が希望する形にはなっていません。

https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries

 

 

別にグロバリゼーションが悪いと言っている訳ではありません。

 

大気汚染の問題にしても、同じ舟に乗っている人類は力を合わせて取り組む必要があり模索している。コロナも然り、ダイアモンドプリンス号の乗客は状況が許し下船する事ができたけれど、地球号からは今のところ下船する手段もない事を肝に銘じて世界の政治家は行動してほしいと切に願うものです。

 

巷では、様々な形での協力がなされています。動けない人、高齢の人の為に買い物を代行したり、病院への送迎ボランティアも村にあります。残念ながら、私はリスク・グループに入ってしまうので人様の為に直接役には立っていません。ですので、ボランティアの方々や医療関係者のお世話(負担)にならないように、静かに家で過ごしております。

 

最後に連邦大統領の国民への手紙(和訳)を貼らせて頂きます。

 

https://www.swissinfo.ch/jpn/シモネッタ-ソマルーガ氏_スイス大統領からのメッセージ--国民の皆さんへ-/45633472

 

 

世界中の医療関係者・スーパーや薬局などで働く方々や社会生活に必要な様々なサポートをしている方々ボランティアの方々に心より感謝をいたしております。

 

 

例年より早く春はそこここに来ていますね。最後に我が家の庭の春をご覧下さいませ。

 

 

 

 

 

そして最後までお読みくださった方々にも深く感謝いたしております。

 

どうぞお身体を大切にお過ごしくださいませ。この混沌とした時を希望を持って過ごしていきたいと思っております。