今回ヘルシンキで嬉しかったことの一つはアイスダンスの出場者でした。大好きだったアイスダンスの2世が2人…と考えていくと、カルガリー五輪の頃は私の観戦歴の中で(今を除いて)一番心奪われる演技が多かったようです。ブライアンも大好きなエカテリーナ・ゴルデイエバ/セルゲイ・グリンコフやカタリナ・ヴィットに伊藤みどりなど盛り沢山でした。
 

アレキサンドラ・ステパノワ/イワン・ブキン(ロシア/200.09 優勝)


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ご存知の方も多いと思います。ヘルシンキで優勝したイヴァン・ブキンの父親は、アンドレ・ブキンで往年のアイスダンスチャンピオンです。ナタリア・ベステミアノワと組んで、カルガリー五輪で金メダルを獲得。ナタリア・ベステミアノワは、Yuzuくんの「ロミオとジュリエット」の振り付けを夫君イゴール・ボブリンと手直しました。



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お化粧も衣装も当時はとても斬新で印象的でした。


クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ (米国/167.28)
17歳と18歳の新進ダンスペアです。


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アンソニー・ポマレンコ選手の父親はセルゲイ・ポノマレンコ、母親であるマリナ・クリモワとアイスダンスでアルベールビル五輪の金メダリストです。このペアの「G線状のアリア」は良かったなぁ…


ベステミアノワ/ブキン、クリモワ/ポノマレンコの2組はサラエボ五輪で2位・3位、カルガリー五輪では1位・2位となりました。ちなみに3位は我らがトレシー・ウィルソン/ロバート・マッコールでした。


世界選手権においては1985・86・87・88年とベステミアノワ/ブキン組が1位・クリモワ/ポノマレンコ組が2位で、86・87・88年はウィルソン/マッコール組が3位だったんですよ。


長い間ライバルであったこの2組ですが、巷ではクリモワ/ポノマレンコ組の方がスケート技術は卓越していたが、ベステミアノワ/ブキン組は真の芸術性という点で凌いでいたと言われていたそうです。当時も今も技術的な事には無知蒙昧なので、わからない事だらけでした。


これからの2世の進化と活躍がとても楽しみです。


最後までお読みくださり、感謝いたしております。
なお、敬称は略させていただきています。