さて、バーゼルにミリタリータットーの話をいたしましたが、ドイツ・フランス・スイス3カ国国境に位置するバーゼルには沢山の美術館(40館くらいあるらしい)や見どころがあります。

 

勿論ミュンスターが有名ですが、このエリザベート教会も有名です。何と教会の中にコーヒーショップがある! 

 

 

 

 

世界的に有名なティンゲリーの泉です。彼の作品が無料で見ることができます。

 

 

 

夕暮れのライン河、よく見ていただくと黒い転点々にに見えるのは泳いでいる方々です。暑い夏の日、ライン河のみならず、あちらこちらでボディー川下りをする方々を見ることができます。皆さん、ご自分の荷物を防水の袋にいれ浮き輪がわりされたりしてます。

 

 

 

翌日、世界最古、ヨーロッパ屈指のコレクションを誇る市営美術館といわれているバーゼル市立美術館を尋ねました。

 

 

 

正面入り口のステンドグラスは19世紀の作だそうです

 

 

 

バーゼル私立美術館を有名にした出来事。1967年のこと、バーゼル美術館に貸与されていたピカソの絵を所有者が財政困難から売ろうとしたことから話がはじまりました。その話を聞いた市民がピカソを守るために立ち上がりました。投票や寄付集めをして何とかっピカソの絵を守ったのです。その話をきいた ピカソは、もともと寄贈する予定だった2点に加えもう2点寄贈しました。下の絵は、その時加えられた2点の寄贈作品です。今年はピカソに展示が始まってから50周年にあたり、ピカソ記念展が開かれています。いくつかのピカソ作品の由来が説明されたていたり、1967年の出来事の詳細やインタヴィーなどの映像も見ることができます。

 

 

 

下の絵はアドルフ・ヴォルフリという画家の作品です。このヴォルフリさんですが、悲しい子供時代を過ごされ、成人してからの人生の半分を精神病院で過ごしました。彼の作品のほとんどが鉛筆と色鉛筆で描かれています。

 

 

 

この山の絵はAugsto Giacomettiの作品です。彼は有名なアルベルト・ジャコメッテイの従兄弟に当たる。

 

 

 

スイスの誇る画家アルベール・アンカーの作品です。彼は村の生活を描き続け、少女を数多く描きました。

 

 

 

実はこの美術館に足を運んだのは、ココシュカの「風の花嫁」を見るためでした。昨年ほかの都市でココシュカの展示を見ましたが、この絵はありませんでした。画家オスカー・ココシュカ自身と当時付き合っていた、アルマ・マーラー未亡人がモデルと言われています。数年後に別れを迎える2人ですが、ココシュカはマーラー未亡人が忘れられず等身大の人形を作らせ約11年もの間行動や生活を共にしたそうです。

 

 

 

お猿さんは怖いけれど、行動を見るのは大好きです。これはピカソの作品。

 

 

 

額があまりに可愛いので、近づきすぎて注意を受けちゃった作品です。幼少のアルベルト・ジャコメテイをお父さんであるジョヴァンニ・ジャコメテイが描いものです。小さな絵ですが、額まで愛情が込められているような気がします。

 

 

 

最後は「The Music Of Color」と題するSam Gilliam の展覧会でした。

 

 

 

壁にかけられている絵を見ながらジャズを聞くことができました。下で曲目をご覧ください。

 

 

 

はっきり言って凡人にはよくわかりませんが、下の絵には森を吹き抜ける清々しいしい風を感じました。

 

 

 

最後にご紹介するのはフェルディナント・ホドラーです。新しくチューリヒ美術館が建設された当時、階段吹き抜けの壁面絵画を依頼されました。壁画は踊る5人の女性が並ぶ《無限へのまなざし》。フレスコではなく油彩画です。最初に描いた作品は大き過ぎたそうでバーゼルに展示されています。

 

 

 

長々とお付き合いいただき、ほんとうにどうもありがとうございます(*^^*)

間違えなどございましたら、ご遠慮なくお知らせくださいませ。

 

こちらに掲載の稚拙な画像は全て私によるものです。