2月8日は、Schmutziger Donnestag (Fat Thursday) と呼ばれ、Fasnacht
(Carnival)が始まります。
Fasnacht (ファスナハト)は、カトリック教会をはじめとする西方教会で行われる通俗的な祭で、四旬節に入る「灰の水曜日」までの間山国では各地で行われます。四旬節の期間は復活祭の前日 聖土曜日までの46日間ですが、日曜日は数えないとか。この期間は伝統的に食事の節制と祝宴の自粛が行われます。Fasnacht (ファスナハト)はその前のどんちゃん騒ぎというのが一番合っていると思う。有名なリオのカーニバルも形態は少し異なりますが、同じ主旨で行われます。
山国で最大で有名なのはバーゼルのカーニバルですが、こちらは「灰の水曜日」の次の週の月曜日から3日間行われます。月曜日の早朝4:00ピッタリに、Morgenstreich(モルゲンシュトライヒ)と呼ばれるドラムの音が鳴り響きます。町中に散らばった200あまりのCliquesが同じト曲を演奏し、それぞれのランタンを灯し真っ暗な町を練り歩きます。
昨年のMorgenstreich(モルゲンシュトライヒ)の模様です。
撒いているのは、コンフェティと呼ばれる小さく切った紙。このコンフェティは、ポケットなどに入ると、綺麗にしたつもりでも、何年経っても出てきます。
その他に下の山車にはミモザの枝も見えますね。ミカンを投げてくれたりする事も有ります。
普通、Guggenmusik グッゲンムージックとよばれる独特の音楽を奏でながら、仮装した人々が練り歩きます。幾つものCliques クリッケと呼ばれるグループが毎年市町村のテーマに沿って、一年がかりで衣装やマスクを手作りし笛や太鼓の練習をして備えます。
我が村のプログラムを見ると、7日は3つのグループが村のレストランでパーティ、8日は村役場前広場で、近隣の村々からもGuggenmusik (グッゲンムージック)が来て8グループで競演。あったかいスープやソーセージに飲み物もあります。9日はそれぞれ別の村へ遠征。10日は有名な仮装パーティーが学校の体育館(バスケットボールのコート2面のサイズ)であり、前売券は完売とか。11日は子供の仮装行列、ゼッケンを貰い短い距離を体育館まで歩く。その後優秀仮装賞の授与あり。12日は子供の為の仮装パーティーがお昼からで、モチ学校は休み。
夫が若い頃の話ですが、故郷では全くの無礼講だったそうです。呑んだくれて人妻のベッドでお目覚めというのも有りだったとか...
子供の小さな時には、それなりに参加しました。今は、行きたいという欲求を感じ無いので遠くに聞こえるGuggenmusik (グッゲンムージック)を楽しむくらいです。
この時期にかけて登場するお菓子 Fasnachtkiechli (ファストナハトキエクュリ)
サクサクした薄い生地にパウダーシュガーがかかっています。パリパリといく枚でも食べられるのが、難点...
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