にいがたペット行動クリニック
はるか先生です
問題行動の治療をするときに
バックグラウンドストレスに対しての対応は
必須になります
私たち人間も
同様だと思いますが
バックグラウンドストレスが少ない状況で
曝露された嫌なこと
よりも
バックグラウンドストレスが多い状況で
曝露された嫌なこと
の方が
あ~
イライラ~
となることが多いと思います
例えば
私の場合は
原稿締切が数日後になっている
講義資料の作成も終わっていない
診察が件数が多い日
体調もイマイチ
家族から強い口調で叱られる
などなど・・・
みたいな日に
子供がわがままを言いだしたとすると
「ママだって忙しいのよ~キー」
と爆発してしまうことがあります
(反省反省・・・)
ですが
まったく同じ刺激
「子供のわがまま」
に暴露されたとしても
休日で
締切をかかえた仕事もない
プライベートも安定している
体調も良好
誰かに優しくしてもらった
みたいな日であれば
「そっかあ~、わがまま言いたいよね~」
みたいな
余裕ある対応ができるわけです
バックグラウンドストレスって
とても大事だなって
いつも感じます
ワンちゃん
ネコちゃんも一緒で
バックグラウンドストレスが少ない状況であれば
行動修正もスムーズになっていきます
そして
1日2日で
バックグラウンドストレスの改善は
できるものではなく
日々の積み重ねが必要になります
1日だけハッピーでも
次の日から
困難ばかりの日常だったら
1日分は帳消しになりませんか
また
脳疲労は
1日寝た位では
修復しない、と
人間の医療では
言われています
ワンちゃん
ネコちゃんも
同じなんではないかと感じています
コツコツ
日々の積み重ねが
とっても大切であり
バックグラウンドストレスの管理は
実はとっても大事だったという
おはなしでした
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