『はてしない物語』(ミヒャエル・エンデ著)のアトレーユが描きたくてイラスト勉強中です。Wordpressでイラスト成長記録を書いてきましたが、セキュリティ対策などブログ管理の負担を減らしたくて、こちらへ記事を引越ししています。

 

これまで描いた『はてしない物語』のイラストを整理しつつ、記事を引越し中です。

 

 

アトレーユと群衆者イグラムール

 

 

 

『アトレーユと群衆者イグラムール』
(2022年12月制作)

 

アトレーユはきっと頭をあげると、いった。

 

「おまえのすすめを受けよう!」

 

はがね色の雲が目にも止まらぬ早さで襲いかかり、アトレーユをすっぽりとつつみこんだ。アトレーユは左肩に鋭い痛みを感じながら、一心に、南のお告げ所へ! と念じた。 すると、目の前がまっ暗になった。

 

著者名:ミヒャエル・エンデ 
著書名:はてしない物語

 

『死の山脈』のシーンを描きました。アトレーユは群衆者イグラムールの提案を受け、自ら噛まれることを選択します。噛まれると毒がまわり、1時間しか生きていることができないのですが、それでも潔く決断するアトレーユが好きです。

 

 

娘と「転生したらスライムだった件」の映画を観に行き、来場者特典の漫画を貰いました。この漫画をパラパラと読んでいたら、映画で主要人物となる「ヒイロ」が鬼の角を折られてしまうシーンがありました。そのシーンを見た時に「はてしない物語」のアトレーユが群集者イグラムールに噛まれるシーンを思い出しました。角を折られたヒイロの顔がアトレーユと重なったのです。そして描いてみたいと思いました。

 

 

イグラムールは「はてしない物語」の挿絵で蜘蛛の姿をしていたので、私も蜘蛛の絵を描きました。本当は虫の集合体です。蜘蛛は初めて描きました。蜘蛛を画像検索すると、かわいいデフォルメされたイラストと、気持ち悪い写真が多く出てきました。気持ち悪い写真は見ていられなかったのですが、リアルな蜘蛛の画が見たい…と仕方なく子供向け漫画の蜘蛛のイラストを参考にしました。(学習?漫画のどっちが強いシリーズです。娘に借りました。)

 

 

それでもこのアングルの蜘蛛はなかったので、半分は想像して描いてみました。本物の蜘蛛の構造とはかけ離れている気がしますが…。

 

 

このイラストは仕上げの作業で何回も修正しましたが、とてもやり甲斐がありました。平日は通勤前の1時間しか絵を描いていないということもありますが、このイラストが完成するまで半月以上かかりました。しかし、修正する度に少しずつ自分のイメージに近づいていったので、とても楽しかったです。