ごきげんよう!
骨折してから映画をたくさん観ている~!
「ベイマックス」
「きっと、星のせいじゃない」
「天才スピヴェット」
「美女と野獣」
劇場で観た、ワイスピとハンガーゲーム3の感想書いてないけど。
面白かったのに!
映画感想は暇な時しか書けない。長くなるから
で、これが、一番面白かった
初恋直球純情ロマンチックラブ!
「きっと、星のせいじゃない」
は、劇場公開時に見逃してしまって、残念に思っていた。
とても素敵な映画でした!
ネタバレ全開感想。
「(500)日のサマー」の脚本家さんらしいです。
サマー同様、映像が独特で、レトロなような新しいような、おしゃれ~
インスタとかやってる人は好きだろうな、みたいな…
あっ、それ私か
超ざっくりまとめると
末期癌患者の少年少女の悲恋物語
なんですけど
泣かされはするんですけど、
お涙頂戴のウエットな感じも重さもなく。
いや、重いんですけど、なんかドライ。
映像も音楽も綺麗だったり、ほんのりポップでカジュアルなかんじでおしゃれだし。
主人公たちの姿勢が客観的でクールだから、いや、そうあろうとしているから
仰々しさがない。
死をドラマチックなものとしてではなく、あくまで現実的に受け入れようとする二人。
でもやっぱり
そんなにいつもクールだったりユーモアに溢れてはいられないし
取り乱すし
絶望する。
無気力になる。
それが
あぁ!かわいそう!
というかんじではなくて。
当事者にしかわからない痛み、計り知れない辛さ、なんだけど
不幸話ではなくて。
人生の幸せな瞬間を、深く思うたった一人の人に出会えた喜びを知りながら、失う覚悟とともにあることの絶望…
と書くとなんかちがうなぁ…
すごく痛々しい大きなエピソードで泣かせにかかるんじゃなくて
二人の日常の一コマに、チクリ、ずきりとする場面があるから
背景を思って、苦しくなる。
かわいそう、じゃなくて、二人と、二人を取り巻く愛に、泣く映画。
嬉し泣きでもあるというか…
素敵な二人なんです。
本当に。
愛してる、とは直接、言わないんですね。
二人だけの合言葉があって、
OK、なんですけど(ローラ)
OK、と言い合う事が、「愛してる」の代わりなんです。
それがまた、ニクいタイミングで粋に使うんですよ。
外人おしゃれ!会話がおしゃれ!
メタファーとして火をつけない煙草をいつもくわえている彼氏…というのは
彼らの状況を思うと彼らにしかわからない価値観があるのかもしれないんですけど
そういうのぬきにしていい二人だと思うのであえて言わせてもらうと
それは中2病っぽくてちょっとダサいんじゃないかと、お姉さんは思ったよ!!
二人だけの輝く世界には下世話なことかと思いますが。
周りにどう思われようが関係ないぜ
チューはしたいときにするしね!
清々しい。
物語のキーとなる
すきな本を交換しあう場面で
彼が読ませようとする本が、彼女からしたら、くだらなく思えるようなアクションものだったりするのが、すき。
彼女が好きだから、理解したいから、
普段読まない、彼に言わせれば「気取った文章」の本を、一生懸命読むの。
些細な趣味嗜好や価値観が違っても、寄り添いたいそのきもち!
プライスレス!
相手のために何ができるかいつも考えている。
それは終わりを突きつけられた二人だから、ということも少なからずあるのかもしれないけれど
そんな風に思いあえる人に出会えて、しっかりと思いあえる確率って?
そうあれる二人の素敵さって!
花を持ってデートにあらわれる、会う度に服や容姿をほめるのは、もはや当たり前。
特別なときはとびきりほめる。
両手を広げて、首をゆっくり振りながら、輝く目で、美しすぎて言葉も出ないよ…
といった、あの外人特有のジェスチャーで間をとってから、ほめる!!
おしゃれした甲斐があるわよ。
そもそも告白の仕方がカッコイイ!
「惚れた女が、そんな普通の願い事するなんてガッカリだよ」
って
初めてハッキリ口にする、愛の言葉がこれです。
まぁーなんてツンデレさん。
ほぼデレなんですけど。
その後も
「俺を避けたって、愛は薄まらない」
彼氏なの?と聞くママにたいして
「ただの友達よ!」
という彼女。
「俺はそうは思ってません」
とすかさず返す彼。
ステキ!
童貞なのに女心わかりすぎ!
シャンパン瓶で持ってピクニックいいなー!
二人だけの思い出の公園でだよ?
ベタな場所もいいけど、そういうのステキ。ロマンチック。
周りの登場人物もいい。
彼の、手術で盲目になってしまったばかりの親友の、コミカルさやシュールさや、友愛がさ。こんな友達いいな。
彼女が、二階の自室から階下のママを、何気なく、ママー!きて!
と呼ぶシーンが何度かあるんだけれど
ママはいつも、全力で駆け上がってきて
彼女が何事もないとわかると、わずかにホッとした顔をするんです。
お風呂に入っていても、バスタオル一枚で駆け上がってくる、ママ。
いつ、発作が起こるかわからないから
いつも、彼女の呼ぶ声に神経をとがらせているだろうことがわかる、秀逸な描写だなぁと。
13才で病が発覚して17才の今まで、ずっとずっと神経を張りつめて
眠れぬ夜を何度すごしてきたんだろう…
ママの日常的な行動に、胸がしめつけられる。
物語の山場
彼女の好きな作家に、未完の物語の結末を聞くためにアムステルダムを訪れるのですが
二人がディナーするお店がロマンチックで!
ウエイターのおじさんもまたロマンチックで!
わざと二人を、夫婦として扱ったり
サービスのシャンパンを、美味しい!と喜ぶ二人に
「ドン・ペリニョンをかんせいさせた時、職人がこう言ったそうです。
「大変だ!来てくれ!星の味がするぞ!」
…今宵は、夜空の星が全てボトルに。」
ロマンチック!
ドンペリのみたい!
そんなロマンチックとやさしさで全部できている夢のような夜(そして二人が結ばれた夜…彼は魔法を使えなくなったね!)
が明け
いよいよお待ちかねの彼女の愛読書の作家さんに会いにいくのですが
まぁーアル中だわ、ひどい言葉を投げつけるわで…
昨日の夜が夢だったかのよう。
ギャップ激しすぎ。
なにもかもがやさしさでできているわけじゃないよね。
願い通りじゃないこともある。
でも、そんな事も二人ならこえていける。
のに……
彼はしんでしまう。
彼が、彼女ではなくて
アル中の作家に書いた手紙があって
彼とのメールのやり取りで、改心というか思うところがあったらしく
彼のお葬式に、作家が手紙を届けにくるのですが
内容がすてきすぎた。
「彼女はきれいだ
いつまで見ていても飽きない
あきらかに僕より頭がいいし」
「100万人に愛されるより
1人に深く愛されることを望んだ」
何者にもなれず、忘れられるのが怖い、と言った彼に
あなたの世界は、家族と友人と私。それだけよ。それじゃいけない?
と言ったのです。
私もそう思う。そのわずかな周りの人たちすら、大切にしきれるか。
「生きてれば傷つくこともあるけど
その相手は選べる
彼女もそうだといいな」
君のために傷つくのなら本望だよ。
って、こと!
OK!
ラブストーリーでは
「アデル、ブルーは熱い色」ぶりの私的大ヒット作。
彼の王子っぷりとロマンチストぶりとユーモアセンスが超タイプだから!
ちょっと中2病っぽかったりキザすぎるけど…外人だからオッケー♪
ママの何気ない場面に涙したり
屁理屈言いながらも家族や周りを気遣う彼女の健気さ、賢さに涙。
号泣映画とはまたちがう。
闘病映画ともちがう。
くぅっと染みる映画です。
あたたかな愛をめぐる映画!
♪おしまい♪