先生の言ったとおり。
それ以降、ひなが意識を失うことはなかった。
ひなは2歳になっていた。
私の派遣先では私が勤務するフロア内で
派遣社員同士の潰し合いが起こっていた。
自分は努力せず他者のミスを探し社員に報告して
自分の評価を上げようとする潰し合い。
フロア内には製造部と生産技術部の2部署があり
製造部内で勃発していた。
幸い私は生産技術部に所属していて
生産技術部の派遣社員は私1人だったので
ターゲットにされることはなかった。
しかし愚痴の聞き役として巻き込まれていた。
業務中にteamsのチャットで愚痴を聞かされ
何度も呼び出されてまた愚痴を聞く。
〇〇さんがミスってた
…へー…
〇〇さんがトイレで雑談して遊んでた
…今のあなたと同じだねえ…
〇〇さんのお弁当はいつもカイワレが入ってる
…お弁当に何入れようが勝手じゃない?
てかいつも他人の弁当チェックしてんの?
〇〇さんが暇なのに残業してた
…どうでもいくない?
そんな感じの内容ばかり。
日に日に会社へ行くのが嫌になった。
普通に仕事だけさせて欲しい。。。
加えてそもそもあったコロナ禍での派遣切りの心配。
それらが重なり私は転職活動を一気に加速させた。
1ヶ月くらい一気に応募しまくった結果
2社から正社員で採用された。
2社のうち1社は実家がある都道府県だったので
これを機に生まれ育った土地へ戻ることにした。
やっとここから脱出できる…!!
上長に退職を伝え
社員に登用するよう総務人事に掛け合うから残って欲しいとも言われたけれど
もう正社員かそうじゃないかだけの問題では無かったのでそのまま退職した。
引き継ぎ
新しい家探し
新しい保育所探し
引っ越し
各手続き等…
凄まじい勢いでバタバタと時は流れ
最後に、市立病院に行って
他府県へ引っ越すこと
ひなのこれからの通院のことを相談した。
腸を整える薬だけ最後に出しておくね。
飲み終えたらもう飲まなくていいよ。
今までの経緯を文書にしておくから
引っ越し先でもし何かあったら医師にこれを渡して。
何もなければ何かの時に大きい病院にかかることがあったら医師に渡しておくのもいいよ。
まあでももう大丈夫だと思いますよ。
と言われホッとしてお世話になったお礼を伝えた。
そしていよいよ私とひなの新しい生活が始まった。