そろそろ仕事をすることを
考えていかないといけない時期にもなっていた。
休養に入って9ヶ月を過ぎていた。
4月にはひなも小学生になる。
準備もしていかないといけない。
そんな時、偶然退職した会社の人に出会った。
どうして辞めたのー?
体調崩して、その節はご迷惑をおかけしました
なんて話をしたその日の夕方
退職した会社の部長から連絡があった。
今日会ったって聞いて、どう?具合は。
戻れそうなら戻ってきたら
なんてことを言ってくださった。
大変ありがたい話だった。
しかし6ヶ月で退職した私は
業務のことを覚えている自信がなかった。
休養に入ってから長いこともあり
社会復帰してどこまでできるのかの不安もあった。
ただ、休養中起き上がるのもしんどく
ご飯の準備も辛く
一時期はトイレの後の手洗いや髪を洗うのさえ
億劫になっていた時期もあった私が
少し散歩しようかな…
と思えるくらいになっていた。
一方ひなは微妙な変化を見せ始めていた。
夜更かし気味だったひなはこの頃から
21時、遅くとも21時半には
コテっと寝るようになった。
また爪を噛んで
指先の皮さえめくれていたひなの指先は
爪の白い部分まで伸び始めていた。
朝早く起きるようになったことで
登園時間も早まった。
すると行きたくないと暴れることも無くなった。
ある日ひながふと言ったことが
面白くて可愛くて、私は少し声を出して笑った。
するとひなは私の顔を見て
もう一度同じことを言った。
私が不思議に思っているとひなは
あれ?ママ今笑わなかった?もう一回笑って?
と言った。
全部私のせいだったんだな。
そう思った。
私がイライラしてたから
私が不安でいっぱいだったから
私が笑わなかったから
子供はよく見て敏感に感じ取っている
そう痛感した。
わたしはひなを抱きしめた。
ひなが、なに?と言いながら
ちょっとにやけているのが見えた。
ボトックス注射の関係で
笑顔がぎこちなかった(かなり不自然)が
それからわたしはひなの前で
笑ったりにっこりすることを心がけた。
完全に とはいかないが
ひなの行動が落ち着いてきているように思えた。