唐突だけど、2月2日の夕方頃に母方の祖父が他界してしまいました。
先月から入院していて、お見舞いに行こうと準備していたところへ訃報が届き、ばたばたとしながら病院へ・・・
昔はよくお酒を飲んで顔を赤くしていたおじいちゃんは、すでに血の気が引いて真っ白な顔になっていました。
その後は次々とやってくる親類達に顔合わせ。
私にとっては余り遭遇したくないものの、自分がどこの家の子なのか挨拶しないといけないのがややこしく。。。
昔の私を知っている人からすれば、今のわたしの姿は全くの別人なのですからね。
案の定、私が誰なのかを聞いた人たちは、驚きます。
あまりよく覚えていない人は、あぁ、○○さんちの娘さんね、などと言いますが、息子さんだと訂正を受けると信じられないといった顔で目を見開いて、私の顔を窺って来るのです。
え?男の子?
なんてよく言われます。
私はその反応を仕方ないと思います。まぁ、そうなるよね、と納得する他ありません。
むしろ混乱させてしまって申し訳ないのだけど、あまりにも過剰に驚いてくれるので、その様子が少し面白い・・・
私としては、あまりよく知らない親類なので事情を説明しにくく、特に言う必要もないかなぁなんてやり過ごしてしまっていますが、母がいつのまにか先回りして事情を説明していたりします。
「女の子になりたいんだって」
わざわざ説明されるのが恥ずかしくもありますが、自分で言う辛さをなくしてもらえるのは確かに助かります。
おかげで、親類さんもなにかと理解を示してくれたのか、
「いいと思うよ」
「堂々と生きたらいいよ」
なんて言葉をかけてくれたりして。
あっさり受け入れられて逆になんだか謝りたいけど、嬉しかったです。
しかしそうやって今のわたしの状況を知ってもらえても、葬式ということには喪服を着ないわけにはいきません。
3ヶ月前の父方の祖父の三回忌の時、私はもうどうしても男物の喪服を着ることが嫌で仕方ありませんでした。
法事で親類などでの前では男の服装をしなくてはいけない・・・みたいな暗黙のルールがあるような。
一度はそう思って背広を着てみたのだけど、自分がそれを着ている姿がどうしても気持ち悪くて絶対に人前に出たくないと思い、しばらく部屋から出られませんでした。
で、結局背広を脱いで、シャツの上から黒いカーディガンを羽織って過ごしました。
一人だけ浮いた格好になっていたのは言うまでもありません・・・
そんなことがあって、もう男時代に買った喪服もスーツも絶対に着たくないと思ったのでした。
だから、今回のお葬式にはレディスのパンツスーツで過ごそうと決心したのです。
お悔やみの日の次の日、急いでレディスのスーツを買いに行きました。
従妹に付き添ってもらいながら、黒のブラウスとパンプスも合わせて購入。
いきなりの出費は痛かったけれど、これで私もレディススーツを着られるんだと思いました。
きちんとしたフォーマル用のでは、上下セットのものしかなかったので、別々に買うために喪服としても使える黒のスーツを買いました。上が13号で下が9号なんですね・・・。上は11号でも丁度よかったんだけどゆったりめにしたほうがいいかなと思い13号にしました。肩幅のせいもあるので上だけ大きくなってしまうのはしょうがないです。
そんなわけで、ついにわたしは危ない水着レディススーツを手に入れ、キャラグラフィック女の子の服装で冠婚葬祭に参加できるようになったのです。(服があればそれでいいのかっていうのは別の話ですけど)