乳ガンを告知されて、人生で一番深く死を意識したとき、頭に浮かんだ本があります。


吉本ばななさん

サンクチュアリ

ムーンライトシャドウ


どちらも大切な人が亡くなり、残された人たちの悲しみが描かれています。


まだはっきりとしたステージがわからず、自分が死んでしまうのではないかという不安、家族を残す悲しみが頭から離れない時期、本のフレーズや場面を思い出しては、涙が止まらなかった。


20年以上前、初めて読んだ時は、死が美しく描いてある、ドラマのような物語だと思ったけど、今なら、まったく違う捉え方になるでしょう。


悲しみのどん底にいても人は生きていかなければいけないし、いつかは悲しみも浄化される。

そんなことを思うはず。


クローゼットの奥底にあるはずなので、

久しぶりに読んでみよう。


読書の秋2022

 

 

 

 

 

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