前日談はコチラ↓
最終的にはテーオーロイヤルとサリエラ ワイド
タスティエーラ、ワープスピード、シルヴァーソニックの複勝です
京都の長丁場が舞台の天皇賞春(3200m)
気になる馬をパドックから見ていきましょう
1サリエラ おとなしいと言えば聞こえが良いですが、頭下がって元気ない様にも見えます体重もマイナス体重。うーん…厳しいかな?ジョッキー跨って変わり身に期待(希望)
6ディープボンド 普段はゆったりどっしり歩いている位なのに、少し気負って速歩になってますね。このくらいまでのテンションならなんとか!
あとは皆長距離レースのメンバーともあってどっしり歩けている馬が多かったですね^ ^
さぁ本馬場入場から返し馬へ
横山典騎手恒例。マテンロウレオにしっかりとスタンド前の様子をじっくり見させていますこういう些細な事が馬の物見対策になったりしますね。鞍上としても馬が何を気にしているかで、物見の予見、対策を立てやすくなります。
はじめはゆっくりキャンターで下ろしましたが徐々にテンション上がった感じがするのがドゥレッツァ
終始良い雰囲気の返し馬でしなやかに身体を使っていたのがテーオーロイヤルです。泡の様な汗だけが気になる所…
テーオーロイヤル、輪乗り中も泡汗誰か一回拭いたげて〜と思っちゃいました(^^;;
サリエラ、ディープボンドも発汗してましたが、毛色的に目立つ感じですかね
昨日の京都は本当に暑そうでしたからね発汗もやむなし。むしろ暑いのに汗かかない馬の方が心配になってしまいます
結果を先に書いておきますね
1着 テーオーロイヤル 菱田騎手
2着 ブローザホーン 菅原明騎手
3着 ディープボンド 幸騎手
4着 スマートファントム 岩田望騎手
5着 ワープスピード 三浦騎手
でした
さてレースを振り返りたいと思います
レース回顧は、せっかく菱田騎手のジョッキーカメラがyoutubeで公開されているのでその様子を織り交ぜながら書き進めていきたいとおもいます
(途中、おーぅおーぅやおおぅという落ち着いた声が聞こえてきて不思議に思う方もいるかもしれませんが、あれは乗り手が馬を落ち着かせる時に使う言葉です。逆に促したい時は舌鼓ゼッコといってチッチと舌を上顎に当てて鳴らしたり、気合いがけの様な声を出すこともあります)
ゲートイン収まり、他馬のゲート入りを待つ状態、係の方にお礼を言ってテーオーロイヤルに声かけ待機。
ゲートが開きレーススタート。14番枠と外からスタートなので内側の馬の位置を確認しながらポジションを取りに行ってます。チラッとウチにドゥレッツァ、マテンロウレオがいるのが確認できます
良いスタートでハナにたったのは8ゴールドプリンセスですが、すぐに11マテンロウレオがハナを主張していきました。100m通過の時点で11マテンロウレオ、外に12ドゥレッツァ、ウチに8ゴールドプリンセス。ドゥレッツァの外に14テーオーロイヤル、真後ろに9シルヴァーソニックと先頭集団争い(ドゥレッツァ、テーオーロイヤルともに思ったよりも前につけに行きました)続いて1サリエラ。
10サヴォーナと6ディープボンドそして16チャックネイトもポジション取りに上がっていきました。
200m通過残り3000mの時点では先頭マテンロウレオ、続いてドゥレッツァ、その外直後テーオーロイヤル。ウチにゴールドプリンセス、さらにウチにディープボンド。1列後ろウチにサリエラ、サヴォーナ、チャックネイトとなっています。
気持ちが入ってドゥレッツァに付いていきそうになるテーオーロイヤルを鞍上の菱田騎手が「おーぅ、おーぅ」と声をかけなだめながら進んでいきます。
400m通過時点
先頭マテンロウレオ
1馬身離れてドゥレッツァ
テーオーロイヤル、内にディープボンド
サヴォーナが続きゴールドプリンセスウチにサリエラ外からチャックネイト
少し遅れて3プリュムドール
9シルヴァーソニック並んで内に7タスティエーラと中段の位置
とまだ隊列は落ち着かない感じです
600m通過〜
以前先頭はマテンロウレオ。少し離れてドゥレッツァ。さらに内にディープボンド
1列後ろテーオーロイヤルとサヴォーナが続きます。
少し開いてサリエラ。
続いてゴールドプリンセスとチャックネイト
直後プリュムドール
中段にシルヴァーソニック、タスティエーラ。
少し離れて4ワープスピードと5ブローザホーン
離れて後方17スマートファントムと外に13スカーフェイス
2馬身ほど離れて18ハピ、その後ろ最後方に15メイショウブレゲとなって回ってきています。
隊列が少し落ち着いたようです
そして各場一周目のスタンド前へ向かいます。
1000m通過タイム59.7でマテンロウレオのリードは5馬身ほど
2番手の位置に内側からディープボンド、ドゥレッツァ、その後ろテーオーロイヤル、サヴォーナと続いていきます。
サリエラは少し離れたテーオーロイヤルの後ろの位置へ。
2周目に入るところで一頭馬群から離れて外へ出し競走中止した馬が移りました。黒っぽいの馬体は確認できましたがこの時は誰だかすぐに判断できませんでした(※後ほどハピと判明。前肢のハ行の様です。歩いて帰れていたのでその点はホッとしました。軽傷である事を願います)
ジョッキーカメラ視点で行くと前にドゥレッツァのお尻、ディープボンドのむっちりお尻がさらに先に拝めます。ウチにサヴォーナのハナが見えています。時折り「おーぅ、おーぅ」と声掛けしながらなだめてリズムよく進めています。菱田騎手、とても冷静に乗れてますね✨
向正面中ほど、残り1200m程を残して最初に動いていったのはサヴォーナでした。(勝ちに行くぞ。という意志を感じましたね)ドゥレッツァの横まで押し上げて行きました。
テーオーロイヤルは動かず冷静。その後ろサリエラがついてきています(この時点ではそのままテーオーロイヤルと上がって行ってくれる事を夢見てました)
後ろにシルヴァーソニック、タスティエーラと好位置キープ
3コーナー進出、ドゥレッツァの鞍上戸崎騎手のの手が動く苦しくなったよう。テーオーロイヤルが並びかけて行きました。後ろに着くサリエラも鼓舞の鞭が一発。ちょっとキツそうです。
4コーナーに差し迫って残り500m
ここまでレースを引っ張ってきたマテンロウレオ(よく頑張った)ディープボンドが並びかけていきます。
最後の直線入り口でディープボンドが先頭!その外からテーオーロイヤルが悠然と上がってきます。この辺りでテーオーロイヤル、ゴーサインぐんぐん伸びていきます
ドゥレッツァとサリエラは後退(お疲れ様)、タスティエーラも思うほど伸びず、変わって外からブローザホーンがやってきました
残り200m完全に抜け出し独走状態。
ディープボンドがすっごい頑張って粘り、それをブローザホーンが追い迫る展開。
最終的には2馬身突き放しテーオーロイヤルが1着嬉しい人馬共に初優勝。
2着にブローザホーン、半馬身差でディープボンドが3着でした
ジョッキーカメラ
ラスト200m:菱田騎手「勝てよー」 懸命に追っています!
ラスト100m :馬の首と鬣しか写らないくらい低い姿勢での必死の追い
ラスト数m:顔を上げてゴール板確認
ゴール後、ゆっくり徐行。追うのをやめたのでテーオーロイヤルのお耳ピコン(かわいい)
ゴール後、喜びを噛み締める様にポンとたたきながら第一声
「ロイ君ありがとう。」
次やな。またやな。ここからやなっ。ロイ君ありがとうロイ君ありがとう
ゆっくり常歩に移り、再びパンパンと音がするので首元を愛撫しています
(首元をポンポンとたたく事を愛撫といい、馬を褒める動作です)
すごいねー本当ありがとうロイ君
少し上擦った声で言うのでこちらまで感極まってしまいます
他騎手の祝福の言葉にお礼。旋回してスタンド方面へ
ロイ君ありがとう!ゆっくり帰ろうか
G1よロイ君 G1よすごいよっ!本当にありがとう
ゆっくりキャンターのウイニングラン
松若騎手、三浦騎手からもおめでとうにありがとうございますと返してました
最後、引き上げてきてスタッフの方と喜びを分かち合い、信じてよかった!と
師匠の岡田調教師にもお礼の挨拶で動画は締めくられてました
ひたすらに愛馬を褒め称え話しかけている姿がとっても印象的でした
テーオーロイヤル 6歳 鹿毛
父:リオンディーズ 母:メイショウオウヒ(母父:マンハッタンカフェ)
人馬共に初めてのG1勝利です。菱田騎手は13年目にして初のG1勝利、初々しいウイニングランが素敵でした
レース道中も冷静に馬を信じて自信を持って騎乗している感じがしましたね
岡田厩舎も初めてのG1勝利だそうです!あらためておめでとうございます㊗️
馬主の小笹オーナーは体調次第では輸送の問題もあるけどメルボルンCを目標にしたいとおっしゃってました。そして引退までこのコンビ継続で行くと明言も騎手冥利に付きますね
ブローザホーン。中段後方からよく伸びてきましたね京都うまいですね✨距離がどうなんだろうと思っていましたがおみそれいたしましたm(_ _)m
ディープボンド!もう感激よく頑張ったなぁっと…7歳で立派です。幸騎手も前半から積極的騎乗で
今回、馬券はからっきしですが良いレースが見れまして満足です^ ^
タスティエーラは7着。良い位置にいたんですが伸びきれませんでしたね💦復活に向けて何かきっかけが掴めると良いですね
サリエラは12着でした。最後きつくなったかなぁと思い、現地の方が上げた写真見ていたら、あらま!左後ろ落鉄してますね😅ちょっと調整に苦労した感じも見受けられましたが長丁場お疲れ様でしたっ
ドゥレッツァは15着。急失速で心配でしたが軽い熱中症の様です急な暑さですからね。ゆっくり回復してほしいですね
シルヴァーソニックは16着。デムーロ騎手が歩様の乱れを感じ、最後は追うのをやめていましたが、現時点では大きなケガはないようです。ディープボンドと同じ春天常連組のベテランで好きな2頭です
不調馬も出ましたが大きなケガは今のところなく済んでよかったです。あらためて全人馬お疲れ様でした
現地時間4日土曜日、日本時間5日ケンタッキーダービー、TVとラジオで中継するそうです
ね
フォーエバーヤング、テーオーパスポート頑張れっ
しかし坂井騎手、調教乗りにアメリカ行ったと思ったら日本来て香港行ってとすごいですね