従兄弟イタリア公演 その2 | イタリア・フィレンツェでいまを生きる

イタリア・フィレンツェでいまを生きる

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ちょっと特別なことなど書いています。職業は「ぴろこ」です。

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 とほほ!
次の日にすぐにアップする気でいたのに、寝違いで体がキツかったのと、
娘の昼寝に付き添ったり、夜の添い寝をする度に自分の方が多く寝てしまったりで2日も放置してしまいました・・・

その間にも、エールを頂きまして、るみ、感激です・・・。
ありがとうございます☆☆☆

 さて、従兄弟の事を語る前にブログネタ・・・
いや~今回のこの従兄弟への手助けは、仕事以上でした。
 手抜きはしたくないし、絶対に成功させたいし、誰にも負担はかけたくないし、で
でも、結局義父に娘を見てもらったり、その他にも実際色々な負担が出たのですが・・・。

 結果からいうと、色々学ぶ事が出来て本当にありがたかったです。
私がしなくて、だれがやる?って意気込み、自信を持って従兄弟達を迎え、ツアーを終えられたと思います。

 本当に満足・・・
そして、無事に終わり、何か仕事を始める自信もついたので
娘の幼稚園入園とともに、自分も仕事を始めたいな~~~と思います。

いや、それまででもいいのですが、キリがいいので仕事を始める切っ掛けにちょうどいいかな~??と。
まず、このアラフォーイタリア語も英語も出来ない女の古を雇ってくれる奇特な企業、店があれば、の話ですが・・・。

そんなわけで、従兄弟ツアーの続きです。
 翌日14日の朝9時からは小学校での教室で演奏会を予定していたので入れる人数制限もあり、従兄弟&ピアニストさんらをオーガナイザーのM氏にお任せして、私は朝の11時に彼らのホテルに着くように家を出ました。
 16日に向かうローマ行きの切符をインターネットで予約したのですが5人分しか取れず、必要なのこり3人分の切符購入の為に身分証明書と財務コードカードなどをスキャナーしてメールしろ、と来たので素直にメールをしたら(48時間以内に返事をします)とあったにもかかわらず、3日間なしのつぶて。ブチ切れて本社に電話すると、「それ、対応出来るのがいつになるかわからないので駅で購入して下さい・・・」と言われ、仕方なく長ーい列に並んで残りの3人分の切符を買いました。

ふ~~~。
48時間以内に出来ぬのなら、そう書いておいてよ~~トレーニタリア!!!
(TRENITALIA-国鉄)
まあ、買えたのでよかったです・・・ちなみに2週間以上たった今でも何の返事もありません・・・
ほんまに便利やわ・・・イタリア・・・

なんとか、11時すぎにホテルに到着し、義叔父達の部屋で義叔父の青春時代の話を聞きました。
 建築家で見た目もかなり理数系に見えるのですが、ラグビー部のキャプテンだったそう。
叔母もいたので聞けなかったけど「モテたのか?」・・・・。知りたいなあ~

 そうこうしている間にみんなが帰って来て、小学生が大喜びしてくれた!と大感激。
従兄弟の作った曲の中に「VIOLA」という曲があるのですが、のこぎり体験コーナーで出て来てくれた女の子の名前がそのもの、ヴィオラちゃんだったとのことで・・・。とにかく皆ノリノリで双方大層良い時間がすごせた様です。

すぐさま、この日の夜に公演することになっていた「テアトロ・デル・サーレ」で昼食のご招待があったので皆で連れ立って出かけることにしました。
そこで知ったのですが、な、なんと!昨日の記者会見での記事がどどーんと!全部で5誌。
15日当日はコリエーレデッラセーラ、ラ・レプブリカという全国紙で堂々と登場!!!
 むむ~我が従兄弟ながらすごいです。

simbun

ちなみにこの記事を書いた記者さんは、私が今住んでいる通りに数年前まで住んでいたそうで・・・
なんとも深いご縁を感じます。
いかにもコンサートに皆が行きたくなるように素敵に書いてくれていました。

さて、テアトロ・デル・サーレでのお食事。
いや~楽しかった☆ブッフェ形式なのですが、料理が出来る度にキッチンからお兄さんが歌うように何が出来上がったか言ってくれるのです。
「アンチョビとケッパーのソースがかかった美味しい美味しい肉団子が出来たよ~取りにおいで~♪」みたいな感じ。やっぱり、劇場で食べるからそういうエンターティメントを意識しているのでしょう。

 トマトソースのマカロニ、シナモン風味のポレンタ、生ハムのクロスタータ、ドライトマト、季節の野菜サラダ、豚・鶏・ソーセージのグリル、ポテトのローズマリー風味ロースト、トスカーナ風お豆の付け合わせ・・・その他にも色々ありましたが、店内一切撮影禁止な為全然撮れませんでした。

ワインも飲み放題。デザートの手作りチョコトリュフも濃厚でした。
あ、あとフォカッチャに似ているフィレンツェ名物のスキャッチャータが骨の形をしていて可愛くて美味しかったです!あ~写真に撮りたかった!

そんなこんなで食事を済ませ、休憩。
リハーサルがまた1時間後に始まるのでそれをまたM氏に任せて
私が義叔父達を連れてフィレンツェの町をぶらぶら・・・
 今まで知らなかったことなんかも知ったり、祖母の事を思い出したり、涙したりしながらの散歩はなかなか充実したものでした。祖母の兄妹に有名な画家がいたのですが、義叔父達の結婚の時にその画家の叔父がお祝いでくれたのが、このフィレンツェのポンテベッキオの絵だったそうで、どこから見ればあのアングルなのか知りたい二人に付き合って、色んな角度から観てみました。

「これだ!」というのがこれです。


ponte

義叔父はさっそくスケッチブックを取り出してささっとかきあげていました。
 
ゆっくり歩いて、彼らがリハーサルをしていた劇場まで戻り鑑賞。
イタリア人の音響技師がなにやかにやと試行錯誤していて、先に進みそうで全然進まないのが面白かったです。


sale

このリハで見た、彼の歌い上げた「かんぴょう」(北原白秋の作詞)。
よかったなあ~~~
皆さんにもお聞かせしたいわ~~~

 7時半にはお客さんが入って来るのでそのまま舞台袖にある楽屋に入ってもらって
9時の開演まで待機。
楽屋までにたどりつく階段は1000ねんまえのものときいたけど、本当かな・・・?

従兄弟の息子しゃん、奥さん、義叔父、叔母とで早めに食事をさせて頂き
(メニューは昼とほぼ変わらず、ナポリのニンニク風味スープ、リゾットがあって美味しかったです)
この息子しゃん。1歳半なのですが、お父さんの事を「おとうしゃん」お母さんの事を「おかあしゃん」と呼ぶんです~
呼ぶ度に毎回おばちゃんはヤラレてました・・・可愛いすぎ・・・
ちなみに、彼のおかあしゃんは、高岡早紀似の超美人。絵になる家族。。。

この日は完全にお客さんとして鑑賞させて頂きました☆
客席は100以上。満席。
曲が終わるごとに見事な拍手が送られました。

特にプッチーニのフィレンツェが舞台のオペラの中の一曲「誰も寝てはならぬ」にはため息が聞こえて来ました。
あのトリノオリンピックで荒川さんが金メダルを取った、あの曲です。

15日の公演には来られないので、この日に義父が観に来てくれて、一緒に帰りました。
なかなか人の事を褒めない義父(おじい)ですが、従兄弟のこの公演に関しては「素晴らしい」とべた褒めでした。

 CD販売を手伝ってから帰路についたのが11時。
家に帰ると寄り添って眠っている娘とモシモシ。
 寝室中に漂うチョコレートの香り・・・暗闇の中よくよく見ると、娘の顔にぺっとりチョコレートがついていて、なんとも笑えました。

 シャワーを浴びてベッドに入ると、娘がムックと起き上がって
「マンマ、いつ戻って来たの?」
寝ぼけているくせにあまりにはきはき喋るので面食らいつつ
「さっき帰って来たよ」というと抱きついて来て「よかったね。お帰り~」と言ったかと思いきやまたスヤスヤ・・・
待っててくれたんだな~~~と思って胸をキュンキュンさせながら眠りました。

はしょるつもりが1日ぶんしか書けませんでした・・・
しばしおつきあいを・・・・頑張れ!!!