東京女子体育大の新体操演技や、音楽演奏が終わった後、
10:50頃には異機種大編隊飛行が始まり、続々と飛び立っていくヘリ達。
曇っていたので暗い画像になってしまいましたが、なかなか壮観でした。
そういえば、先月も20機以上のヘリの編隊が、自宅上空を断続的に通りました。
あれは何のためにやっていたのだろう。
もう少し低めに通過してくれれば、より迫力が出るんですが
都市部という事もあり、騒音や風などで難しい事情もあるのでしょうね。
続いて、第1空挺団の空挺降下展示。UH-1から5名の隊員が降下。
自分がいたのは、着地点から20~30m先くらいのかなり近距離だったので
空挺隊員の顔や落下傘操作の動きも確認できました。
無事着地を終え、先程の大編隊も順次飛行場に戻ってきて、機種を紹介。
プログラムも後半に入り、高等工科学校のドリルを挟んでOH-1の飛行展示。
新型の偵察ヘリだけあって、急旋回・急上昇・急降下も軽快にやってのけます。
そして最後に今回のメインイベント、災害救助活動展示。
手前でプラットホームを持ち上げているのは、次期榴弾砲として計画中の
火力戦闘車の車台に検討されている、重装輪回収車系の作業車ですね。
ヘリコプターに続いて救助車や山岳救助車が現場に急行。
ホイストで要救助者を収容する消防庁のAS 365(愛称・つばめ)と隊員。
締めくくりとなる消火活動に参加するため現場に向かうポンプ車。
UH-1のバケット撒水に対し、AS 365は燃料タンクも兼ねた消火槽から直接撒水。
防災ヘリの方は600リットル(最大の2/3)を使用、水の勢いがまるで違います。
一方、地上展示されていたゆりかもめは最大2000リットル。山火事レベルですね。
最後にポンプ車からの放水で完全鎮火。
これでひととおりプログラムは終了したので、UH-1の抽選結果を確認後
食事を取り、第一音楽隊のブラスバンド演奏を聴いたりしていました。
音楽隊は、体験搭乗のヘリが飛び交う環境下での演奏となりましたが
サザエさんメドレーや指揮者体験など、飽きさせない進行で和ませつつ
終盤はキッチリ盛り上げて締める所はさすが。海猿のテーマは名曲です。
メインプログラムは終了しましたが、UH-1やCH-47がひっきりなしに
体験搭乗客を乗せ飛んでいました。飛行時間は大体1回10分ぐらい?
離着陸時にはすごい風が吹くので、近くにいると枯草まみれになりますw
屋台も隊員がやっている店がいくつかあり、野外炊具のテントも
豚汁うどんを出していました。何というか、東京の駐屯地に来ているのに
妙に家庭的な雰囲気を味わえるのがここの良さかなと思います。
空いた時間でもう一度、地上展示をぶらぶらと。
通称73式大型トラック。駐屯地近くの街道を走っているのをよく見かけますが
荷台でなく運転席に乗り込んだのは、実はこれが初めてです。
オリーブの塗装もあいまって、民間トラックにはない無骨な印象。
AH-1Sのパイロットが、20mmガンを動かしています。
頭と視線での操作もしてくれました。中々珍しいものを見られたかも。
そうしている内に閉門時間も近づき、地上展示機が帰投を始めました。
横田基地に帰る空軍のUH-1。コックピット内は表示が英語だったり
色々な米軍基地の周波数表が見られたのが印象的でした。
ここで、何とか最後まで保ってきた天気もついに崩れだしたため、
自分も一通り見送った後そそくさと駅へ移動。
今年の防災航空祭も、雨による飛行中止や事故が起こる事もなく無事終了。
楽しませてもらうと同時に色々と勉強になり、有意義な日曜を過ごせました。
何時間も聞き続けたせいか、この日は就寝時にまで
バラバラとヘリのローター音が聞こえるような気がしましたw