例年ならば、大晦日に恒例のフライング新年ご挨拶を申し述べるところですが、喪中につきご遠慮させていただきます。

 

本年9月に弟が亡くなりました。

わたしとは3歳違い。長い闘病生活の末に肉親の誰にも看取られることなく亡くなりました。

そういう経緯に至った次第についてここにとやかく書くことはあえていたしません。

ただ、兄としてもう少し気にかけていれば・・・という気持ちしかありません。

両親、祖父母は既にあの世にいったし、それに大勢いた叔父叔母達も大方が鬼籍に入っています。

そして弟が私より先に・・・。

両親や祖父母が亡くなった時には「もうこの世にはいない」という事実を気持ちとして受け入れていたのですが、何故か弟に関しては死んだということが全く実感できないでいる私です。いまだに自宅にいるような気がしてならない。おかしなもんです。

 

斎場にて弟の骨を見て「あぁ、勿体ない!」と思わず言った私です。今までそれなりの回数の肉親の葬儀を見送った私です。白く小さい叔母たちの骨や男でも高齢の叔父たちの骨はもろくて乾いていた感じでしたが、弟の骨は誰よりもしっかりと太く、色も良くて(弟は182cm、90k超の大男 高校・大学は柔道部でした)「あぁ、あと30年は使えるぞ、なんでやねん・・・。」と少し悔しい気持ちでした。

 

弟の家族と言えば息子が一人きり。私の娘と一つ違い。まだ独身です。父親の介護・面倒を見ながら現場技術職の仕事をしています。父親が亡くなれば一人きり。近い将来、いい人と家庭を持ってくれたら、と甲斐性の無い伯父としてはそれを願うばかりです。そして甥に子供が授かれば弟の代役として孫として可愛がってやりたい。

 

ここで申し上げることはこんなところでしょうか。

 

少しばかり、風邪やインフルが流行っているそうです。皆さま、くれぐれもご自愛のほどを。

                      ゴルゴ