今日はBenの事をもう少し詳しく紹介します。
最初に彼に会ったのは2008年1月18日。
私がシドニーから車で南西へ約1時間に
位置するマッコーリーリンクスG.C.の
ヘッドコーチに就任した直後でした。
www.macquarielinksgolfclub.com.au
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                                                                  マッコーリーリンクスG.C.
Benは当時12才、H.C.27でした。
Ben118
                                2008年1月
週一で本格的にゴルフを習い始めた
のですが、彼の物覚えが悪かった事は
今でも覚えています。
というのは次週のレッスンまでに
反復練習をしてくるように出した
ショートゲーム等のドリルが
いつも習得できていないのです。
やる気があるのか疑った程です。

しかし、それには理由がありました。
後から分かったのですが、
Benはゴルフというよりも、むしろ
オージーフットボールの選手として
期待されていたのです。

彼の両親は現在のゴルフの練習より
将来のプロスポーツ選手としての
成長の為睡眠を最優先していました。

スポーツ大国オーストラリアでは
十分な睡眠は大事なトレーニングの
一部なのです。成長が止まる17才頃
までは最低9時間の睡眠をさせます。

Benは夜9時消灯、朝6時半起床です。
放課後オージーフットボールの練習を
して、家で宿題をすればゴルフの
反復練習をする時間がなかったのです。
Ben2010
                                 2010年3月  
そのBenが14才9ヶ月の時にシドニー郊外
マウントブロートンG.C.
7280ヤードパー72
のクラブチャンピオンシップを2日間
トータル2アンダーでプレイし最年少優勝しました。
www.mtbroughton.com.au
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                              マウントブロートンG.C.
特記すべきは週一でゴルフレッスンを
受けたのは最初の1年間のみでした。
K1Hスイングの基礎は2008年10月
にはほぼ完成しました。
Ben1010
                               2008年10月          
2009年1月私がゴールドコーストへ
転勤した為、Benは私が指定した
3種類の反復練習を続け、3ヶ月に
一度私のスイングチェックを受けました。

その時はいつもBenの実家に宿泊する
のですがやはり睡眠時間優先の為、
折角Benの実家に宿泊しても何もして
あげる事ができませんでした。

ベンは習った事を直ぐに記憶できる様な
頭の良い生徒ではないのでレッスンで
使用するある練習器具をプレゼントしま
した。日本でも紹介された事があります。
使用方法が少し違いますがそれを使えば
私のスイングができているか彼自身で
確認できます。だからBenはスイング習得
と維持が何とか一人でできたのです。

そういう状況下で、14才中学生HC6のベンが
HC0前後の大人に混じってクラチャンで優勝
する事は正直誰も期待していませんでした。

ただ結果的に基礎をしっかり固める事は
飛距離以上に大切だという事とシンプルで
正確なショットは大試合のプレッシャーに
も強いという事が改めて分かりました。

Benの場合はいろんなショットを習得できな
かった事が好結果につながった訳です。
今ではジュニア時代のゴルフは健康と
発育・睡眠を最優先事項とし時間短縮の為、
パター、ショートゲーム、ショットの基本 
の反復
練習 だけで十分だと思います。

Benは2008年に出会った時は167cmでしたが
2011年には実父を超えて183cmになりました。

つづく

安全なゴルフ理論「K1Hスイング理論」の詳細はこちら
http://k1h.ehoh.net/