クラブ職人の徒然草~2 -82ページ目

スタビリティパターのBGT社から


スタビリティパターシャフトのBGTシャフトから新しいシャフトが発売になります。

写真中と右「ZNE(ゾーン)」
中:130g、右:115g。

これ、実はウェッジ専用シャフトなんです。

太い部分がカーボンで細い部分はスチール。

どんなウェッジに仕上がるのか····

試打クラブが仕上がったらまたアナウンス致します。

満寿泉


当工房初期からの顧客でもあるchuuuuさんのブログで紹介されていた富山の銘酒

満寿泉。

記事を読んですぐ探しましたが純米の一升瓶はこれが手に入りました。

精米歩合58%でそんなに極端に磨いた訳では無いですが雑味が無く、富山の酒らしいしっかりした口当り、そして口中から鼻に満ちるみずかしの香り。

一言で言えば「お米のワイン」です。

食肉(牛)の世界から学ぶべきこと

仲良くしてもらってもう17年になるKOちゃんは大阪市のお肉屋さん。

鹿児島県下で指折りの肥育農家グループから一頭買いで美味しいお肉を提供してくれてます。

先日一緒にゴルフに行って一緒に呑んだ時に聞いたお話。

食用牛肉はA,B,Cというアルファベットと1~5の数字でランク付けされますが、
①A,B,Cというのは「歩留り等級」で、その牛から商品となる牛肉がどのくらいの比率で取れるか。
②1~5は肉質と霜降り(脂肪交雑)のランキングで5が最高。
③さらに脂肪交雑(サシ、霜降り)の入り方のランキングで12段階に評価され、8~12が②のランク5
ざっとこんなところだそうです。

このA5の12等級はかつては「奇跡の牛」と呼ばれ、一生のうちで一度も出したことが無い肥育農家が沢山あったそうです。

ところが近年、どういう成分を配合すると牛肉の評価ポイントの各項目が良くなるか、という研究が進み、そのような配合飼料のおかげで12等級が頻発しているそうです。

とうことは「サシの入った美味しいお肉が沢山出来るようになったのね!」ということになりそうですが・・・・

そういうトップクラスの牛肉を生み出しているトップクラスの肥育農家さんから長年買い付けしているKOちゃんに言わせれば

各項目の数値が高いのでそういう評価を付けざるを得ないその肉は「なんの味もせぇへん肉」なんだそうです。

評価項目の数値が高ければイコール美味しい肉か、にキッパリNOを突きつけたわけです。

この話を聞きながら自分の仕事の事を考えていました。

当工房(というよりウチの師匠門下店すべて)ではゴルフクラブのあらゆるスペック数値をコンマ1単位で計測出来ます。

出来るからにはコンマ1単位の精度でクラブを調整し、作るわけですが、

数値作りがクラブ作りではない、ということをあらためて考えなければならない、と思いました。

使って下さるプレイヤーが「打ちやすい!扱いやすい!気持ちが良い!」と思ってもらうためにこだわるコンマ1でなければならない。

シャフト、ヘッド、グリップという3つのパーツの各々の特性をよく理解し、どう組み合わせてどういうスペックに仕上げた時にこのクライエントからGOODを頂けるのか。

数値が綺麗に揃ったクラブ、を作るのはきちんとした計測器があって丁寧に作業出来れば簡単です。

「フィーリング」を作るのが本当に難しい。