オリジナルアイアン第2弾 試作品

「易しいヘッド」とは・・・?
この究極の命題に渡邉なりの答を求めての試作第2弾が上がって来ました。
巷では「易しいアイアン」という言葉が広告でも、謳い文句でも、ゴルファー達の会話の中でも、何の疑問も持たず(持たせず?)に
要するに簡単な=よく飛んで曲がらないヘッドなんでしよ?
という暗黙的に相互了解された定義で話されているように思います。
つまり言葉が独り歩きしているように見受けられます。
学もあり、立派な社会的ポジションもあり、立派な仕事をしておられる方々が、ことゴルフクラブの話になると何故疑って掛かって考えることを放棄されるのか。
甚だ疑問です。
この「易しい」には主語が抜けた(隠された)ままです。
誰(どんなプレーヤー)にとって何故易しいのか。
例えば
超ワイドのラウンドソールで、バンス角も大きく、ラージサイズで、プログレッションも小さい。
アンダーカットでフルキャビティバックデザイン。
フェイスはバネ鋼の薄板で高反発。
こういうヘッドはヘッドスピードが出ず、球を上手く捕まえられない、
基本的にダフるミスが多い、
スイートスポットを外して打つことが多い、
そういう方には福音になるでしょう。
ところが、競技ゴルファーやスイングパワーがありしっかりダウンブローに球を捕まえられる方がこのヘッドに自分に合うハードなシャフトを付けて打ったら
先ずスイング中の負荷感が大きすぎてスイング自体が辛くなり、
きっちりしたナイスミートでソールが地面に跳ねられて、フェイスがインパクトの順調に被って、どうしたって左へ巻き球しか出ず、
縦の距離が不安定に飛び過ぎになって、とてもゴルフにならないでしょう。
誰かにとって易しいヘッドは誰かにとっては盛り込みすぎてかえって難しくて使えないヘッド。
常に両刃の剣なんです。
こんな単純なこと、ちょっと考えれば解ることです。
ここを言わないままに易しいを並び立てればゴルファーは買うだろう、買った後の事なんざ知らないよ。という未必の故意。
これは詐欺の最も初歩的な論理です。
ところが、ゴルフに関してだけは何か特別な事情や秘密があるのだろうと言わんばかりに盲信するのは何故でしょう。
この試作品はハンディキャップが18位よりも少ないレベルのスキルと一般標準的またはそれ以上のヘッドスピードを持つ、いわゆる中上級者ゴルファーに
各番手において必要十分な球の高さとスピン量を確保させ
各番手において十分満足できる飛距離をもたらし
そのスピードで振っても負荷感が少なくてヘッドコントロールがしやすく
インパクト時の芝面へのソール&エッジのコンタクトのズレ(ダフり気味)に対してそのミスコンタクトがミスショットに反映される度合いを出来るだけ小さくする
という「易しさ」をもたらす事を目論んで考え研磨と仕上げスペックの指示を切りました。
この後クラブに仕上げて試打と検証を重ねて行こうと思います。


