市販ウッド系クラブのリシャフト
市販ブランド品であれ、私共工房が扱うコンポーネント専用ブランドであれ、ロフト・ライ角・フェイス角の3要素に割りと大きな個体差があるのは実は同じですが、
問題はそのヘッドを使用してクラブに仕立てる時の数値管理をやるか、やらずに有るものの中からランダムに手に取って組み立てに具するか、の違いです。
FWにしろUTにしろ、複数の番手でのセットで購入(またはオーダー)する事しばしばです。
距離を打ち分けるためにセットを組む訳ですから同じフィーリング、同じタイミングで打てて同じ球筋が出て飛距離だけが違う、というセットでなければならない筈です。
コンポーネント専用ブランドでオーダークラブをご用命頂いた場合、セット全体としてのロフト全体が立ち気味が良いのか寝気味が良いのか、の判断の上でヘッドメーカーさんにその旨伝えてフェイス角とロフト角のピッチの揃った物を選んでもらいます。
実際のところ、そこまで厳密に個体管理をしているメーカーさんは極少数なので、おおよその候補を複数個ずつ送ってもらって、当方で実測してセットに組める各番手ヘッドを選び、残りを返送する。という手順を踏んで(返送の送料を負担してでも)使えるヘッドを確保しお客様に提供しています。
でも市販品となれば例えば3UTと4UTのセットで購入となると、これはもうほとんど「くじ引き」(当てもん)ですね。
実際、今回は送られてきた3UT,4UT、実測するとライ角はピッチはまあまあながら超フラット(クライアントは180cmの長身)。
フェイス角は掴まりにくい3UTがオープン2.0度で掴まり易い4UTがフック0.8度。
ロフトピッチは約4度。
ということは3UTのフェイス角をスクエアに近づけるとロフトが寝る、4UTのフェイス角をオープンにするとロフトが立つ。=ロフト差が潰れて減る、という事を意味します。
・ライ角をアップライトに振って、
・同時にフェイス角を振って出来るだけ球筋を揃え、
・出来るだけロフトピッチを適正な範囲にキープする。
が命題です。
フェイス角を開きながらロフトを増やす、またはフェイス角を閉じながらロフトを減らす、というのは物理的に不可能ですから、これは中々苦労した大事業でした。
なんとか「ここがベストの落とし所」に持ってこれたと思います。
3〜4個のピースをほとんど手作業で溶接・接着・組立して作られる小さなヘッドですから個体差が出るのは当たり前なので、ここは料理の腕の見せ所、ですかね。
三浦技研 2022年度限定生産パターMGP-B5

トゥヒールタイプ(いわゆるピン型)の形状ですが
①フェイス部分に銅(高比重)+ボディとネックに軟鉄鍛造で浅重心設計。
②フェイスパターンは柔らかいタッチのヘキサゴングルーブ。
③スイープするヘッド軌道で転がりの良い2.5度ロフト。
④ヘッド重量が重い目の373g(350g台が一般的)。
カッパーインサートフェイスではなく、フェイスパーツ全体を銅にしてボールとの接触面積の少ないヘキサゴングルーブを施すことで柔らかさと芯のある打球感。
浅重心設計+高重量によりストローク中のフェイス面の安定感。
専用ヘッドカバーとMIURAロゴ入りオリジナルグリップが各1個付きます。
商品価格は62000円(税別)。他にシャフト部材費と工賃を申し受けます。
当工房ではお一人お一人に合うよう、長さとライ角のフィッティングを行ってから
組み立てて納品させていただきます。
シャフトはスチール、カーボン、複合(スタビリティなど)からご自由にお選びいただけます。
実際にクラブに仕上げた試打クラブもご用意しておりますので試打してから決めて頂けます。
三浦社より発注制限がかかっており、現時点で1本は確保済みですが、追加で何本確保できるかは8月5日14:00にならないと分かりません。
ご予約は当店ホームページにご案内のメールアドレスまでメールにてお申し付けくださいませ。
なんせ1本なんで早い者勝ちでは不公平が発生すると思います。
7月31日20:00時点で一旦締め切り、厳正に抽選してお一人を決めさせていただきます。
ご予約を入れて下さった皆様に出来る限りデリバリー出来るよう、8月5日の解禁日にオーダーを入れ、確保出来た本数がご予約数を下回る場合はまた抽選にて決めさせていただきます。

