シャフトフィッティングって「何」にシャフトを合せるの?
世の中に弾道測定機やスイング解析機が溢れてますね。
弾道測定機ならトラックマンやフライトスコープ、スイング解析ならGEARSなんかが有名で、どれも何百万円もする高額で高性能な設備です。
この高額・高性能な機械を導入して、「クラブフィッティングを致します、正確な数値を基に貴方にぴったりのクラブ仕様を出します」
みたいな謳い文句でフィッティングを行うのはクラブメーカーだけでなく、シャフトメーカーやヘッドメーカーも行ってますね。
さて、トラックマンを使う場合もGEARSを使う場合も、実際に球を打っていただいて、その結果のありとあらゆるファクターを数値化し、最もよく飛んで最も曲がり幅が小さくて最もスピン量と打出し角が適正な結果の出たシャフトを
「貴方にはこれが一番合ってます!数字が証明していますから!」
これ、統計学の最も初歩的な基本の話ですが、相関を取る場合データ数値のバラツキが大きければ大きいほどそれらの平均的数値は信ぴょう性が無くなります。
右へ高~いスライス球を打ち、次に低~いチーピン球を打てば、その平均数値は理想的な高さのストレートボールという事になるわけですから。
ある程度以上の精度で打球を飛ばせられる上級者には非常に有効な部材選定手段だと思います。
良い球の結果の中で最上を見つければ間違いなくそれは信ぴょう性のあるベストでしょう。
では、これからゴルフを始める方、これからスイングを習いに行かれる方はどうなるんでしょう?
フィッターの判断の基礎になる打球データを出しようがありません。
数値が無い以上、フィッターはフィッティングにならないので、貴方に合わせるクラブスペックはありません。とでも答えるのでしょうか?
もし、その方が男性なら「多くのクラブメーカーが標準的に採用しているシャフトですので、まぁこれでも使うといて」とモーダスプロ120Sを選ぶ、なんてことになったら何のための何百万の機械やねん、要らんやん!て話で笑い話にもなりません。
このことが証明することは、クラブフィッティング、特にシャフトフィッティングは「スキルフィッティング」ではなく「フィジカルフィッティング」である、という事です。
その方の体格、筋力、体力、運動能力などに対して適切な重さ、硬度、しなり性質のシャフトを選んで差し上げることが、その方が上達に向かって最短コースを歩める方法だと、僕は信じています。
もしそうでないのなら、これから始める中肉中背のオジサンにも、陸上競技を引退した室伏浩二氏にも同じモーダスプロ120Sを「これでも使うといて」と渡すことになりません?
貴方は初心者ですから軽くて柔らかいRシャフト、なんて室伏氏に言ったら笑い話じゃなくて怪談ですよね。
弾道測定機ならトラックマンやフライトスコープ、スイング解析ならGEARSなんかが有名で、どれも何百万円もする高額で高性能な設備です。
この高額・高性能な機械を導入して、「クラブフィッティングを致します、正確な数値を基に貴方にぴったりのクラブ仕様を出します」
みたいな謳い文句でフィッティングを行うのはクラブメーカーだけでなく、シャフトメーカーやヘッドメーカーも行ってますね。
さて、トラックマンを使う場合もGEARSを使う場合も、実際に球を打っていただいて、その結果のありとあらゆるファクターを数値化し、最もよく飛んで最も曲がり幅が小さくて最もスピン量と打出し角が適正な結果の出たシャフトを
「貴方にはこれが一番合ってます!数字が証明していますから!」
これ、統計学の最も初歩的な基本の話ですが、相関を取る場合データ数値のバラツキが大きければ大きいほどそれらの平均的数値は信ぴょう性が無くなります。
右へ高~いスライス球を打ち、次に低~いチーピン球を打てば、その平均数値は理想的な高さのストレートボールという事になるわけですから。
ある程度以上の精度で打球を飛ばせられる上級者には非常に有効な部材選定手段だと思います。
良い球の結果の中で最上を見つければ間違いなくそれは信ぴょう性のあるベストでしょう。
では、これからゴルフを始める方、これからスイングを習いに行かれる方はどうなるんでしょう?
フィッターの判断の基礎になる打球データを出しようがありません。
数値が無い以上、フィッターはフィッティングにならないので、貴方に合わせるクラブスペックはありません。とでも答えるのでしょうか?
もし、その方が男性なら「多くのクラブメーカーが標準的に採用しているシャフトですので、まぁこれでも使うといて」とモーダスプロ120Sを選ぶ、なんてことになったら何のための何百万の機械やねん、要らんやん!て話で笑い話にもなりません。
このことが証明することは、クラブフィッティング、特にシャフトフィッティングは「スキルフィッティング」ではなく「フィジカルフィッティング」である、という事です。
その方の体格、筋力、体力、運動能力などに対して適切な重さ、硬度、しなり性質のシャフトを選んで差し上げることが、その方が上達に向かって最短コースを歩める方法だと、僕は信じています。
もしそうでないのなら、これから始める中肉中背のオジサンにも、陸上競技を引退した室伏浩二氏にも同じモーダスプロ120Sを「これでも使うといて」と渡すことになりません?
貴方は初心者ですから軽くて柔らかいRシャフト、なんて室伏氏に言ったら笑い話じゃなくて怪談ですよね。