UT用シャフト探しの旅 | クラブ職人の徒然草~2

UT用シャフト探しの旅




120g台の重量級スチールシャフトのアイアンをご使用の場合、

当工房ではユーティリティ(ハイブリッド)クラブには100g台のスチールシャフトを合わせることをお薦めする事が多いです。

FWウッド程ではないにしろ、ある程度のボリュームを持つヘッドにアイアンセットと同じシャフトを合わせるとセットの流れとして相対的に負荷が大き過ぎることになるためです。

以下、一つの代表的例としてDG-S200のアイアンセットに100g台のUTという話です。


現在、よく使われる数社数機種のハイブリッド専用シャフトはどれも各々に味わい(特性、特徴)が異なり、

それだけに各々にフィッティングしやすいのですが、

これでもうちょっとこう、というのはないかな、とシャフト探しの旅は続いています。


最近作ってみたのは日本シャフトのアイアン用モーダス3-105-Sで

1番手軟ずらし、番手通りの2種類。

いずれも3番(21度)です。モーダスは2番用からしか無いので、軟ずらしの場合3番からしか作れない事になります。

いずれも40.0インチ、D-2.3で仕上げました。
振動数は
ノーマル…299cpm
軟ずらし…292cpm

数値だけ見ればちょっと硬い目かな、というところですが、実際に打ってみるとしなやかさと弾き感のバランスの良いクラブになったと思います。

ノーマルはアイアンにDG-S300やX100、モーダス3-125-X、KBSツアーX辺りを使う方にはシャフトのしなり特性がマッチし、違和感無く使って頂けるのではないかと思います。

軟ずらしの方はDG-S200、モーダス3-125-S、KBSツアー-S辺りに良く合うのではないかと思います。

因みに私自身は重くて軟らか目が好きなのでモーダス3-125-Rを使っていますが、軟ずらしは違和感がありませんでした。

R表示とはいえ、頼りなさの無いしなり走り感のためだと思います。


UTの長さを各番手何インチ仕上げを標準とするか、はクラブメーカーや工房によって若干違いがあるようです。

3番(21度)の場合、同じロフトの3番アイアンの標準長さが39.0インチなので1番手分アップの39.5インチになっているケースもしばしば見られます。


当工房ではヘッド特性の違いに鑑みたアップ分0.5インチ+計量シャフト使用で0.5インチの1インチアップで40.0
インチを原則的に標準としています。


軟ずらしの方には話題のA-GRIND type-Dを使ってみました。

是非お試しください!